やなぎわら‐びゃくれん【柳原白蓮】
[1885〜1967]歌人。東京の生まれ。本名、宮崎燁子(あきこ)。佐佐木信綱に師事し短歌雑誌「心の花」に作品を発表。情熱的な歌風で知られる。歌集「踏絵」「幻の華」など。
やなせ‐なおき【柳瀬尚紀】
[1943〜2016]英文学者・翻訳家。北海道の生まれ。キャロルの「不思議の国のアリス」のほか、実験的な文体で知られるジョイスの「フィネガンズウェイク」など、多くの翻訳を手がけた。
やなせ‐まさむ【柳瀬正夢】
[1900〜1945]洋画家。愛媛の生まれ。本名、正六。前衛芸術のグループ「マヴォ」を結成。のちプロレタリア美術運動に参加し、労働運動のポスター、政治風刺漫画などを描いた。
やなだ‐ぜいがん【梁田蛻巌】
[1672〜1757]江戸中期の儒学者。江戸の人。名は邦美(くによし)。字(あざな)は景鸞(けいらん)。山崎闇斎に師事、朱子学を学び、また、仏教・神道・漢詩文にも通じていた。著「蛻巌集」など。
ヤナーチェク【Leoš Yanáček】
[1854〜1928]チェコの作曲家。民族音楽と近代音楽の語法を統合し、多くの歌劇を発表。作品に「利口な女狐の物語」など。
やの‐りゅうけい【矢野竜渓】
[1851〜1931]政治家・小説家。大分の生まれ。本名、文雄。大隈重信のもとで官吏となり、さらに立憲改進党の結成に参画。また、報知新聞・大阪毎日新聞に参与、政治小説・随筆などで文名を上げた。小...
やはぎ‐としひこ【矢作俊彦】
[1950〜 ]小説家。神奈川の生まれ。漫画家、コピーライター、脚本家などを経て「抱きしめたい」で作家デビュー。「ららら科学の子」で三島由紀夫賞を受賞。他に「マイク・ハマーへ伝言」「リンゴォ・キ...
やまおか‐げんりん【山岡元隣】
[1631〜1672]江戸前期の俳人・仮名草子作者。伊勢の人。字(あざな)は徳甫(とくほ)。別号、而慍斎(じうんさい)・洛陽山人。北村季吟に和歌・俳諧を学び、仮名草子・俳諧・古典注釈に活躍した。...
やまおか‐そうはち【山岡荘八】
[1907〜1978]小説家。新潟の生まれ。本名、藤野庄蔵。長谷川伸(しん)に師事。戦後、17年の歳月を費やし大河小説「徳川家康」を完成。同作品で吉川英治文学賞を受賞。他に「小説明治天皇」「小説...
やまおか‐てっしゅう【山岡鉄舟】
[1836〜1888]江戸末期から明治の剣術家・政治家。江戸の人。通称、鉄太郎。旧幕臣で無刀流剣術の流祖。戊辰(ぼしん)戦争の際、勝海舟の使者として西郷隆盛を説き、西郷・勝の会談を実現させて江戸...