みなもと‐の‐たかくに【源隆国】
[1004〜1077]平安中期の公卿・文学者。高明の孫。通称、宇治大納言。皇后宮大夫・権大納言となり、後一条天皇から白河天皇まで5代に仕えた。説話集「宇治大納言物語」を編著したという。
みなもと‐の‐みちとも【源通具】
[1171〜1227]鎌倉初期の歌人。通親の子。藤原俊成の娘の夫。堀河大納言と称された。和歌所寄人(よりゅうど)で、新古今集の撰者の一人。
みやこ‐いっちゅう【都一中】
⇒都太夫(みやこだゆう)一中
みやこじ‐ぶんごのじょう【宮古路豊後掾】
[1660?〜1740]江戸中期の浄瑠璃太夫。豊後節の始祖。京都の人。初世都太夫一中に学び、都国太夫半中と称したが、のち独立して宮古路と改め、一流をなした。江戸に出て豊後掾を受領、哀婉な語り口で...
むらさき‐しきぶ【紫式部】
[973ころ〜1014ころ]平安中期の女流作家。越前守藤原為時の娘。藤原宣孝と結婚し、夫の没後、「源氏物語」を書き始める。一条天皇の中宮彰子(しょうし)に仕え、藤原道長らに厚遇された。初めの女房...
やすつな【安綱】
平安中期、伯耆(ほうき)の刀工。本名、横瀬三郎太夫。伯州物の祖といわれ、作品に名物「童子切」がある。生没年未詳。
やはぎ‐としひこ【矢作俊彦】
[1950〜 ]小説家。神奈川の生まれ。漫画家、コピーライター、脚本家などを経て「抱きしめたい」で作家デビュー。「ららら科学の子」で三島由紀夫賞を受賞。他に「マイク・ハマーへ伝言」「リンゴォ・キ...
よしだ‐ただし【吉田正】
[1921〜1998]作曲家。茨城の生まれ。フランク永井、橋幸夫、松尾和子ら多くの歌手を育て、「有楽町で逢いましょう」「いつでも夢を」「誰よりも君を愛す」など、数々のヒット曲を手がけた。没後、国...
よしだ‐ともこ【吉田知子】
[1934〜 ]小説家。静岡の生まれ。本姓、吉良(きら)。「無明長夜」で芥川賞受賞。他に「満洲は知らない」「箱の夫」「お供え」など。
ヨハネ【Johannes】
イエスの十二使徒の一人。ガリラヤの漁夫ゼベダイの子。大ヤコブと兄弟。イエスの死後、エルサレム教会の指導者。新約聖書中の「ヨハネによる福音書」「ヨハネ黙示録」「ヨハネ三書簡」の著者とされる。生没...