アリー【‘Alī】
[600ころ〜661]イスラムの第4代正統カリフ。在位656〜661。その就任をめぐる紛争の中で殺害された。ムハンマドのいとこで、娘婿。シーア派では初代イマームとされる。
ごじょう‐の‐きさき【五条の后】
[809〜871]仁明天皇の女御、藤原順子のこと。藤原冬嗣の娘で、文徳天皇の母。名は、邸宅が五条東洞院にあったことによる。
ごすざく‐てんのう【後朱雀天皇】
[1009〜1045]第69代天皇。在位1036〜1045。一条天皇の第3皇子。名は敦良(あつなが)。法名、精進行。母は藤原道長の娘彰子。摂関政治の最盛期にあたり、彰子の弟藤原頼通が関白として威...
さくらば‐かずき【桜庭一樹】
[1971〜 ]小説家。島根の生まれ。「夜空に、満天の星」(のち「AD2015隔離都市」と改題)で作家デビュー。養父と娘の禁断の愛を描いた「私の男」で直木賞受賞。他に「少女には向かない職業」「赤...
サッフォー【Sapphō】
[前612ころ〜?]ギリシャの女流詩人。レスボス島生まれ。率直で簡明な作風の叙情詩・恋歌などは、後世まで永く愛好された。貴族の娘たちに詩や音楽を教えていたことから、同性愛、失恋による自殺などの...
さとう‐あいこ【佐藤愛子】
[1923〜 ]小説家。大阪の生まれ。紅緑(こうろく)の娘。詩人のサトウ・ハチローは異母兄。体験的なテーマを扱った家庭小説を、骨太でおおらかなタッチで執筆。「戦いすんで日が暮れて」で直木賞受賞。...
さぬき【讃岐】
[1141ころ〜1217ころ]平安末期の歌人。源頼政の娘。二条天皇ほかに出仕。勅撰集には千載集ほかに70首選ばれ、家集に「二条院讃岐集」がある。
さののおとがみ‐の‐おとめ【狭野弟上娘子】
奈良中期の女流歌人。狭野茅上(さののちがみの)娘子とする写本もある。中臣宅守(なかとみのやかもり)との別離の悲しみを詠んだ相聞歌(そうもんか)が万葉集に収められている。生没年未詳。
しば‐しょうじょ【司馬相如】
[前179〜前117]中国、前漢の文人。成都(四川省)の人。字(あざな)は長卿。梁の孝王の客となって作った「子虚賦」が武帝の賞賛を受け、召されて宮廷詩人となった。漢代を代表する賦の第一人者で、ほ...
ジョビン【Antonio Carlos Jobim】
[1927〜1994]ブラジルの作曲家・ピアニスト。映画「黒いオルフェ」の音楽を手がけて注目される。ジョアン=ジルベルトらとともにボサノバを創始。代表曲「イパネマの娘」はボサノバの名曲として知ら...