いふくべ‐あきら【伊福部昭】
[1914〜2006]作曲家。北海道の生まれ。独学で作曲を始め、道庁勤務のかたわら制作したオーケストラ「日本狂詩曲」で注目される。以降、アイヌなどの民族音楽を取り入れた独自の作風を展開。昭和21...
イリイチ【Ivan Illich】
[1926〜2002]オーストリア生まれの思想家。ラテンアメリカを中心に活動。カトリックの司祭だったが、教会と対立し解職される。医療や学校制度を中心に、産業社会批判・文明批判・エコロジー論を展開...
ウィリス【William Willis】
[1836〜1894]英国の医者。1861年(文久元)公使館付き医員として来日。戊辰(ぼしん)戦争で官軍の治療に従事。のち、鹿児島に招かれ、医学校長・病院長となる。81年(明治14)帰国。
うえすぎ‐のりざね【上杉憲実】
[1410〜1466]室町中期の武将。関東管領。将軍足利義教(あしかがよしのり)と鎌倉公方足利持氏の調停に努力したが、持氏と不和となった。永享の乱で持氏が死んだのち伊豆の国清寺で出家、諸国を行脚...
ウルグ‐ベグ【Ulugh Beg】
[1394〜1449]チムール帝国第4代の君主。チムールの孫。在位1447〜1449。学芸を愛好し、王子時代からサマルカンドに学校・天文台を建設、みずからも「天文表」を編纂(へんさん)。
うんの‐しょうみん【海野勝珉】
[1844〜1915]彫金家。茨城の生まれ。東京美術学校教授。水戸派の彫金を学び、上京後、加納夏雄に師事。写実の中に優雅な趣をみせた作風で、明治彫金界の主流を成した。帝室技芸員。
えびはら‐きのすけ【海老原喜之助】
[1904〜1970]洋画家。鹿児島の生まれ。川端画学校で学んだのち、渡仏して藤田嗣治に師事。帰国後、独立美術協会展に出品した「曲馬」などが代表作。骨太い造形性を備えた斬新な作風で、国際的に活躍した。
おおくま‐しげのぶ【大隈重信】
[1838〜1922]政治家。佐賀の生まれ。明治14年(1881)の政変で下野し、翌年立憲改進党を組織。伊藤・黒田内閣の外相として条約改正にあたったが、爆弾を投げられて片脚を失う。明治31年(...
おおしま‐じょうん【大島如雲】
[1858〜1940]鋳金(ちゅうきん)家。江戸の生まれ。本名、勝次郎。東京美術学校教授。精緻な蝋型(ろうがた)技法で知られる。代表作に「濡獅子図額」など。
おおすぎ‐さかえ【大杉栄】
[1885〜1923]社会運動家。香川の生まれ。東京外国語学校在学中から平民社に参加。第一次大戦後、無政府主義運動を進めた。関東大震災直後、妻伊藤野枝、甥とともに憲兵大尉甘粕正彦に虐殺された。著...