とうのべ‐かおる【東野辺薫】
[1902〜1962]小説家。福島の生まれ。本名、野辺慎一。郷里で中学校・高校の教師を務める。福島県文学会会長。「和紙」で芥川賞受賞。他に「国土」「栄雅堂」など。
とみさわ‐ういお【富沢有為男】
[1902〜1970]小説家・画家。大分の生まれ。東京美術学校中退後、新愛知新聞の漫画記者となる。「地中海」で芥川賞受賞。他に「白い壁画」「侠骨(きょうこつ)一代」など。
なかざわ‐よしお【中沢良夫】
[1883〜1966]応用化学者。東京の生まれ。京都帝大教授、京都工芸繊維大学長を歴任。全国中等学校野球大会の創設に尽力し、昭和23年(1948)全国高等学校野球連盟の会長に就任。高校野球の発展...
なかだ‐よしなお【中田喜直】
[1923〜2000]作曲家。東京の生まれ。東京音楽学校卒。叙情豊かな童謡や歌曲を数多く手がけた。代表作に「めだかのがっこう」「ちいさい秋みつけた」「夏の思い出」「雪の降るまちを」など。
なかはま‐まんじろう【中浜万次郎】
[1827〜1898]幕末の幕臣。土佐の漁師の息子。天保12年(1841)出漁中に遭難して米船に救われ、米国で教育を受けた。嘉永4年(1851)帰国し、幕府に用いられて翻訳や軍艦操練・英語の教授...
なかむら‐はくよう【中村白葉】
[1890〜1974]ロシア文学者。兵庫の生まれ。本名、長三郎。東京外語学校卒。在学中に「露西亜文学」を創刊。ドストエフスキーの「罪と罰」を初めて原典から翻訳したほか、チェーホフやトルストイなど...
ながよ‐せんさい【長与専斎】
[1838〜1902]医者。肥前の生まれ。緒方洪庵に師事。長崎でポンペに西洋医学を学び、のち長崎医学校長となる。岩倉遣欧使節に随行し、帰国後、文部省医務局長・東京医学校長を歴任し、衛生行政を確立。
なだ‐いなだ
[1929〜2013]小説家・精神科医。東京の生まれ。本名、堀内秀(しげる)。医師としてアルコール依存症の治療などに取り組むかたわら、小説や随筆を幅広く執筆。「海」「れとると」などで、6度芥川賞...
にいじま‐じょう【新島襄】
[1843〜1890]教育家。江戸の生まれ。密出国して渡米。アマースト大学を卒業。岩倉使節団に随行し欧米の教育制度を視察。帰国後、京都に同志社英学校(のちの同志社大学)を創立。キリスト教精神に基...
にいじま‐やえ【新島八重】
[1845〜1932]教育家。会津の生まれ。襄(じょう)の妻。旧姓、山本。会津戦争では籠城に参加し、新政府軍と戦った。維新後はキリスト教の布教と子女の教育に尽力し、同志社女学校(同志社女子大学の...