あきた‐みのる【秋田実】
[1905〜1977]漫才作家。大阪の生まれ。本名、林広次。横山エンタツ・花菱アチャコの漫才台本を執筆、ミヤコ蝶々・南都雄二を育てるなど、上方漫才の育成に貢献。著作に「私は漫才作者」など。
うめわか‐みのる【梅若実】
能楽師。シテ方観世流。 (初世)[1828〜1909]江戸の人。明治維新で衰えた能を再興した。明治三名人の一人。 (2世)[1878〜1959]初世の二男。東京の生まれ。梅若流樹立の中心人物...
えんどう‐みのる【遠藤実】
[1932〜2008]作曲家。東京の生まれ。演歌師をしながら独学で作曲を学ぶ。創作活動のほか、レコード会社の創業など音楽文化の振興と普及活動に取り組んだ。日本音楽著作権協会会長。没後、国民栄誉賞...
おざき‐ほつみ【尾崎秀実】
[1901〜1944]評論家。東京の生まれ。中国問題に詳しく、日本の中国侵略に反対していたが、ゾルゲ事件に連座し、検挙されて刑死。著「現代支那論」、獄中書簡集「愛情はふる星のごとく」など。
くまがい‐なおざね【熊谷直実】
[1141〜1208]鎌倉初期の武将。武蔵国熊谷の人。はじめ平知盛に仕えたが、のち源頼朝に仕え、一ノ谷の戦いで平敦盛を討った話は有名。建久3年(1192)所領争いに敗れ、自ら髪を切って法然の門に...
さいとう‐まこと【斎藤実】
[1858〜1936]軍人・政治家。海軍大将。岩手の生まれ。海相・朝鮮総督・枢密顧問官を歴任。五・一五事件のあと挙国一致内閣を組織したが、帝人事件によって総辞職。二・二六事件で暗殺された。
さとう‐じょうじつ【佐藤誠実】
[1839〜1908]国学者。江戸の生まれ。「古事類苑」編纂(へんさん)に従事。著「日本教育史」など。
しぶや‐みのる【渋谷実】
[1907〜1980]映画監督。東京の生まれ。「奥様に知らすべからず」で監督デビュー。風俗喜劇で手腕をふるい、人気を集めた。代表作「母と子」「自由学校」「てんやわんや」「現代人」など。
たかた‐みのる【高田実】
[1871〜1916]新派俳優。東京の生まれ。川上音二郎一座に入り、のち河合武雄・喜多村緑郎・井上正夫らと新派全盛時代を生み出し、「新派の団十郎」といわれた。
むらた‐みのる【村田実】
[1894〜1937]映画監督・俳優。東京の生まれ。はじめ新劇界で活躍。小山内薫(おさないかおる)に師事。帰山教正(かえりやまのりまさ)の映画に出演したのち、小山内とともに松竹キネマに入社し「路...