ひの‐とみこ【日野富子】
[1440〜1496]室町幕府8代将軍足利義政の妻。実子義尚(よしひさ)の将軍就任を企て義政の弟義視(よしみ)と対立し、応仁の乱の端緒をつくった。京都諸口の関所の設置、そのほか幕政に深く関与した。
ほそかわ‐すみもと【細川澄元】
[1489〜1520]室町後期の武将。政元の養子。家督相続をめぐり前将軍足利義稙(よしたね)を奉じる高国と争って近江(おうみ)・阿波へ逃れ、病没。
ほそかわ‐たかくに【細川高国】
[1484〜1531]室町後期の武将。政元の養子。家督相続をめぐり澄元と対立。前将軍足利義稙(よしたね)を将軍職に復帰させ、管領となって幕政の実権を握った。のち、澄元の子晴元と三好元長に追われ、自刃。
ほそかわ‐はるもと【細川晴元】
[1514〜1563]室町後期の武将。澄元の子。管領(かんれい)となったが、のち、家臣の三好長慶に追われ、剃髪して隠居。以後、管領家細川氏の権威は失墜した。
ホルベア【Ludvig Holberg】
[1684〜1754]デンマーク・ノルウェーの小説家・歴史家。ノルウェーで生まれ、おもにデンマークで活躍した。北欧啓蒙主義の代表者の一人で、北欧のモリエールと称された。大学では歴史やラテン語など...
むらまさ【村正】
室町時代、伊勢の刀工。桑名郡千子(せんご)に住み、千子派とも称された。利刃(りじん)をもって名高い。徳川家で、村正の刀による不祥事が相次いだことから、妖刀伝説が生まれた。同名の刀工はほかに数人い...
モーツァルト【Wolfgang Amadeus Mozart】
[1756〜1791]オーストリアの作曲家。ハイドンとならぶウィーン古典派音楽の代表者で、器楽・声楽の両分野にわたり、600曲以上の作品を残した。作品に、交響曲・協奏曲・室内楽曲・ピアノソナタの...
りょう‐かい【梁楷】
中国、南宋の画家。東平(山東省)の人。号、梁風子。嘉泰年間(1201〜1204)画院の待詔となる。精妙な山水画・道釈画のほかに減筆体の人物画にもすぐれ、日本の室町時代の水墨画に大きな影響を与えた...
ルドゥー【Claude-Nicolas Ledoux】
[1736〜1806]フランスの建築家。多数の貴族邸宅を建て、1773年に王室建築家となる。純粋幾何学的形態を用いた革命的建築のスケッチを残した。
れんにょ【蓮如】
[1415〜1499]室町中期の浄土真宗の僧。本願寺第8世。京都の人。諱(いみな)は兼寿。号、信証院。諡号(しごう)は慧灯大師。宗旨を平易な文で説く「御文(おふみ)(御文章)」を送って布教し、門...