かたやま‐ひさやす【片山久安】
安土桃山から江戸初期にかけての武術家。片山流(伯耆流)剣道の祖。居合抜きの名人で、豊臣秀次に仕えたが、のち、中国地方を巡遊。生没年未詳。
かつ‐かいしゅう【勝海舟】
[1823〜1899]幕末・明治時代の政治家。江戸の人。名は義邦、のち安芳(やすよし)。通称、麟太郎。安房守(あわのかみ)。蘭学・兵学を学び、万延元年(1860)幕府使節とともに、咸臨丸(かんり...
かとう‐えなお【加藤枝直】
[1693〜1785]江戸中期の国学者・歌人。伊勢の人。本姓は橘(たちばな)。千蔭(ちかげ)の父。号、南山・芳宜園(はぎぞの)。江戸に出て南町奉行の与力となり、賀茂真淵(かものまぶち)に学んだ。...
かとう‐かげまさ【加藤景正】
鎌倉時代の伝説的な陶工。京都の人。正式には加藤四郎左衛門景正という。通称、藤四郎。入道して春慶と号した。道元に従って宋へ渡り、製陶法を学んで帰国。尾張の瀬戸に窯を開いたとされ、瀬戸焼また陶工の祖...
かとう‐きょうたい【加藤暁台】
[1732〜1792]江戸中期の俳人。尾張名古屋の人。別姓、久村(くむら)。名は周挙。別号、暮雨巷(ぼうこう)。尾張藩の武士から俳諧師となった。蕉風(しょうふう)を慕い、「秋の日」の編などにより...
かとう‐ちかげ【加藤千蔭】
[1735〜1808]江戸中期の歌人・国学者。江戸の人。本姓は橘(たちばな)氏で、枝直(えなお)の子。号、朮園(うけらぞの)・芳宜園(はぎぞの)。町奉行所吟味方を務めながら、賀茂真淵(かものまぶ...
かとう‐とうくろう【加藤唐九郎】
[1898〜1985]陶芸家。愛知の生まれ。伝統的な陶磁器の調査・研究に従事。桃山時代の黄瀬戸・織部の写しなどにすぐれた。
かとう‐ばんさい【加藤盤斎】
[1621〜1674]江戸前期の国学者・俳人。摂津(播磨とも)の人。別号、等空。細川幽斎・松永貞徳に師事し、古典の注釈に力を注いだ。著「新古今増抄」「徒然草抄」「伊勢物語新抄」など。
かとう‐うまき【加藤美樹】
[1721〜1777]江戸中期の国学者・歌人。江戸の人。本姓は河津。号、静廼舎(しずのや)。名は宇万伎(うまき)とも書く。幕臣として務め、賀茂真淵(かものまぶち)に学んだ。弟子に上田秋成がいる。...
かどや‐しちろうべえ【角屋七郎兵衛】
[1610〜1672]江戸前期の商人。伊勢松坂の人。祖父の代からの廻船問屋で、安南との交易に従事。鎖国後も現地にとどまった。