シェン‐ツォンウェン【沈従文】
[1902〜1988]中国の小説家。本名、沈岳煥。湖南省出身。「辺城」など西南辺境を舞台にした小説を書いた。中華人民共和国建国後に、非政治性を批判され自殺をはかる。のち、考古学の研究に転じ、大著...
しか【子夏】
[前507〜?]中国、春秋時代の学者。孔門十哲の一人。晋の人。一説に、衛の人。姓は卜(ぼく)、名は商。礼の形式を重視、また古書に通じていた。「詩経」「春秋」などを後世に伝えたといわれる。
しかつべ‐の‐まがお【鹿都部真顔】
[1753〜1829]江戸後期の狂歌師・黄表紙作者。江戸の人。本名、北川嘉兵衛。戯作名、恋川好町。狂歌を俳諧歌と改称して和歌の優雅さをもたせようとした。大田南畝(おおたなんぽ)引退後の狂歌界の中...
しが‐なおや【志賀直哉】
[1883〜1971]小説家。宮城の生まれ。武者小路実篤らと雑誌「白樺」を創刊。強烈な自我意識と簡潔・明晰(めいせき)な文体によるリアリズム文学の傑作を書いた。文化勲章受章。小説「城の崎にて」...
し‐こうてい【始皇帝】
[前259〜前210]中国、秦の初代皇帝。名は政。前221年、中国を統一して絶対王制を敷いた。郡県制の実施、度量衡・貨幣の統一、焚書坑儒(ふんしょこうじゅ)による思想統一、万里の長城の修築、阿房...
しばた‐きゅうおう【柴田鳩翁】
[1783〜1839]江戸後期の心学者。京都の人。名は亨。薩埵徳軒(さったとくけん)に心学を学び、のち、失明の身で諸国を巡講した。その筆録書「鳩翁道話」は、心学道話の代表とされる。
しまだ‐かずお【島田一男】
[1907〜1996]推理作家。京都の生まれ。満州日報の記者を経て、戦後作家活動に入る。新聞記者を主人公にした作品を多く書き、NHKテレビドラマ「事件記者」の原作・脚本を担当。他に「古墳殺人事件...
しゅ‐いそん【朱彝尊】
[1629〜1709]中国、清初の文学者・考証学者。秀水(浙江(せっこう)省)の人。字(あざな)は錫鬯(せきちょう)。号は竹坨(ちくだ)。経学と史学の考証に通じ、「明史」の編纂(へんさん)に参加...
しゅうあ【周阿】
[?〜1377ころ]南北朝時代の連歌師。二条良基・救済(ぐさい)とともに連歌の三賢人の一人。歌論書「知連抄」など。
ジュオー【Léon Jouhaux】
[1879〜1954]フランスの労働運動指導者。1909年からフランスの労働総同盟書記長。労使協調主義を唱え、第二次大戦後、共産党の影響力が増大したため脱退し、労働組合「労働者の力」を結成。19...