えいき【永機】
[1823〜1904]幕末・明治の俳人。姓は穂積。父、6世其角堂鼠肝(きかくどうそかん)のあとを継ぎ、7世其角堂。のち老鼠堂(ろうそどう)と号した。
えいさい【栄西】
[1141〜1215]平安末・鎌倉初期の僧。備中(びっちゅう)の人。字(あざな)は明庵。日本臨済宗の祖。はじめ比叡山で天台密教を学んだ。二度宋(そう)に渡って禅を学び、帰国後、博多に聖福寺、京都...
えい‐ふ【英布】
[?〜前195]中国、秦(しん)末・漢初の武将。罪を犯して黥(げい)(入れ墨の刑)を受けたので黥布ともいう。初め項羽に従ったが、のち漢に仕え、淮南(わいなん)王となるが、謀反の疑いで、高祖に討たれた。
えきん【絵金】
[1812〜1876]幕末から明治初期の町絵師。土佐の生まれ。本姓は弘瀬、通称は金蔵。絵金は俗称。江戸で狩野派に学び、土佐に帰って芝居絵に怪奇的で特異な画風を展開した。
えとう‐しんぺい【江藤新平】
[1834〜1874]幕末・明治初期の政治家。佐賀の人。名は胤雄。佐賀藩を脱藩して尊王攘夷運動に参加。明治維新後、司法卿として司法制度の確立に尽力。のち参議となり、征韓論を唱える西郷隆盛に同調し...
えど‐はんだゆう【江戸半太夫】
[?〜1743]江戸中期の浄瑠璃の太夫。初世。江戸の人。貞享(1684〜1688)ごろに半太夫節を創始。操り芝居を興行。語り口が優美で人気を得た。のちに河東節の流行で衰えたが、名義は幕末まで7世...
えん‐こうどう【袁宏道】
[1568〜1610]中国、明末の詩人・文人。字(あざな)は中郎。号は石公。公安(湖北省)の人。兄の宗道・弟の中道とともに三袁とよばれる。思想家李贄(りし)の影響を受け、性霊の発露を重んじる公安...
えん‐しょう【袁紹】
[?〜202]中国、後漢末の群雄の一人。汝南汝陽の人。霊帝の没後、宮廷の宦官(かんがん)勢力を一掃。献帝を擁した董卓(とうたく)を倒した。のち曹操(そうそう)と対立し、官渡の戦いで大敗、病死した。
おう‐たく【王鐸】
[1592〜1652]中国、明(みん)末清(しん)初の書家・画家。字(あざな)は覚斯(かくし)。明・清の2朝に仕えた。自由奔放で感情に富んだ書と、簡素で平明な山水画で知られる。
おう‐ふうし【王夫之】
[1619〜1692]中国、明末・清初の思想家。衡陽(湖南省)の人。字(あざな)は而農(じのう)。号は薑斎(きょうさい)。船山先生と称された。清軍の南下に抵抗したが、のちに隠退して学問著述に専心...