ひとまろ【人麻呂】
⇒柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)
ひの‐あしへい【火野葦平】
[1907〜1960]小説家。福岡の生まれ。本名、玉井勝則。日中戦争に兵士として従軍中に、「糞尿譚(ふんにょうたん)」で芥川賞受賞。他に「麦と兵隊」「花と竜」など。
ひらおか‐ひろし【平岡熙】
[1856〜1934]実業家。江戸の人。汽車製造技術を学ぶため渡米。帰国の際「ベースボール」の指導書を持ち帰り、明治11年(1878)日本初の野球チームを結成。野球の普及につとめた。また三味線音...
ひらが‐もとよし【平賀元義】
[1800〜1866]江戸後期の国学者・歌人。岡山藩士。本姓は平尾。脱藩後、平賀と称し、中国地方を流浪。賀茂真淵に私淑し、万葉調の歌を詠んだ。家集「平賀元義歌集」など。
ひらぐし‐でんちゅう【平櫛田中】
[1872〜1979]彫刻家。岡山の生まれ。本名、倬太郎(たくたろう)。高村光雲に師事し、日本美術院の再興に参加。写実的な作風で、彩色木彫が多い。文化勲章受章。作「鏡獅子」など。
ひらさわ‐ていじろう【平沢貞二郎】
[1904〜1991]実業家・詩人。昭和26年(1951)、現代詩人会(現、日本現代詩人会)に基金を提供してH氏賞を創設。匿名を望んだため、賞の名称には平沢(Hirasawa)の頭文字が使われた。
ひらた‐あつたね【平田篤胤】
[1776〜1843]江戸後期の国学者。国学の四大人の一。秋田藩士。旧姓、大和田。号、気吹之舎(いぶきのや)・真菅屋。通称、大角(大壑)。脱藩して本居宣長没後の門人と自称。宣長の古道精神を拡大強...
ひらた‐とくぼく【平田禿木】
[1873〜1943]英文学者・随筆家。東京の生まれ。東京高師卒。本名、喜一郎。「文学界」創刊に参加。サッカレーの「虚栄の市」など英米文学の名訳で知られる。著作に「英文学印象記」「禿木随筆」など。
ひらつか‐らいちょう【平塚らいてう】
[1886〜1971]評論家・婦人運動家。東京の生まれ。本名、明(はる)。明治44年(1911)、女性文芸誌「青鞜」を発刊。のち、市川房枝・奥むめおらと、女性の地位向上を目ざす新婦人協会を結成し...
ビゴー【Georges Bigot】
[1860〜1927]フランスの画家・銅版画家。ゾラの「ナナ」などの挿絵で活躍。明治15年(1882)日本美術研究のため来日。漫画雑誌「トバヱ」などで、日本の風習や時局を辛辣(しんらつ)に風刺した。