いいざわ‐ただす【飯沢匡】
[1909〜1994]劇作家。和歌山の生まれ。文化学院卒。本名、伊沢紀(ただす)。社会を風刺した喜劇で活躍。作品に「もう一人のヒト」など。「二号」で岸田演劇賞、「五人のモヨノ」で読売文学賞、「夜...
いくしま‐しんごろう【生島新五郎】
[1671〜1743]江戸中期の歌舞伎俳優。奥女中絵島(えじま)との情事のかどで三宅島へ流された。
いくた‐けんぎょう【生田検校】
[1656〜1715]江戸中期の箏曲(そうきょく)家。八橋検校の門人の北島検校門下で、生田流を創始。それまで別々に演奏されていた三味線音楽の地歌と箏曲を組み合わせて演奏。
いけざわ‐なつき【池沢夏樹】
[1945〜 ]小説家・詩人・翻訳家。北海道の生まれ。福永武彦の長男。「スティル・ライフ」で芥川賞受賞。「すばらしい新世界」で芸術選奨。詩や評論にも幅広く活躍する。他に小説「夏の朝の成層圏」「バ...
エロシェンコ【Vasiliy Yakovlevich Eroshenko】
[1889〜1952]ロシアの盲目の詩人・童話作家。大正3年(1914)に来日して数年間滞在。その間、日本語とエスペラントで童話などを発表した。作「夜明け前の歌」「人類のために」など。
オウィディウス【Publius Ovidius Naso】
[前43〜後18ころ]古代ローマの詩人。官能的で優雅な叙情詩「愛の技術」で名をなした。ほかに神話に材をとった物語詩「メタモルフォセス」や「祭暦」「悲歌」など。
かたやま‐てつ【片山哲】
[1887〜1978]政治家。和歌山の生まれ。大正期からキリスト教的社会主義運動に力を入れ、第二次大戦後は日本社会党の書記長・委員長を歴任。昭和22年(1947)に連立内閣の首相となった。→芦田均
かだ‐の‐ありまろ【荷田在満】
[1706〜1751]江戸中期の国学者。春満(あずままろ)の甥(おい)でその養子。春満の有職故実(ゆうそくこじつ)の研究を受け継ぎ、田安宗武に仕え、歌学革新に努めた。著「国歌八論」など。
かとう‐えなお【加藤枝直】
[1693〜1785]江戸中期の国学者・歌人。伊勢の人。本姓は橘(たちばな)。千蔭(ちかげ)の父。号、南山・芳宜園(はぎぞの)。江戸に出て南町奉行の与力となり、賀茂真淵(かものまぶち)に学んだ。...
かわらざき‐ちょうじゅうろう【河原崎長十郎】
[1902〜1981]歌舞伎俳優。2世。東京の生まれ。前進座の創立に参加したが、のち退座。「勧進帳」の弁慶、「鳴神」の鳴神上人などが当たり役。