けいたい‐てんのう【継体天皇】
[?〜531?]記紀で、第26代天皇。名は男大迹(おおど)。武烈天皇没後嗣子がなく、大伴金村・物部麁鹿火(あらかび)らに越前から迎えられて河内(かわち)で即位したと伝えられる。
げっこう【月江】
鎌倉後期の宴曲の作詞・作曲者。明空(みょうくう)に次ぐ作者・撰集者とされるが、同一人物とする説もある。生没年未詳。
げんぼう【玄昉】
[?〜746]奈良前期の法相(ほっそう)宗の僧。大和の人。俗姓、阿刀(あと)氏。霊亀2年(716)入唐し、天平7年(735)帰国。橘諸兄(たちばなのもろえ)のもとで吉備真備(きびのまきび)ととも...
こう‐あんこく【孔安国】
中国、前漢の学者。曲阜(きょくふ)(山東省)の人。字(あざな)は子国。孔子12世の孫。武帝のとき、孔子旧宅の壁の中から出た「尚書」などを当時流行していたテキスト(今文)と対校し、古文尚書学を開い...
こうぎょく‐てんのう【皇極天皇】
[594〜661]第35代天皇。女帝。在位642〜645。敏達天皇の孫の茅渟王(ちぬのおおきみ)の王女で、舒明天皇の皇后。天智・天武両天皇の母。舒明天皇の死後、即位。皇居は小墾田宮(おはりだのみ...
こうけい【公慶】
[1648〜1705]江戸前期の華厳宗の僧。丹後の人。東大寺大仏殿再建を図り、幕府から大仏勧進の許可を得て諸国を遊歴。宝永2年(1705)上棟式を行ったが、落慶を待たずに没した。
こうけい【康慶】
平安末期・鎌倉初期の仏師。運慶の父。快慶の師。慶派発展の基礎を築いた。作品に興福寺南円堂の不空羂索観音(ふくうけんじゃくかんのん)・四天王・法相六祖像、東大寺の伎楽面など。生没年未詳。
こうしょう【康尚】
平安中期の仏師。定朝(じょうちょう)の父。子の定朝をはじめとする多くの弟子を抱えて仏所を形成、摂関家の造寺発願に際して造仏に従事し、仏師職の祖といわれる。今日、確証ある遺作は伝存しないが、東福寺...
こうしょ‐てい【光緒帝】
[1871〜1908]中国、清朝第11代皇帝。在位1875〜1908。名は載湉(さいてん)。廟号(びょうごう)は徳宗。西太后に擁立されて4歳で即位。実権は、長く西太后に握られた。日清戦争後の18...
ごう‐じじゅう【江侍従】
平安中期の女流歌人。父は大江匡衡(おおえのまさひら)、母は赤染衛門。藤原道長に仕えた女房。歌は後拾遺集以下に収載。生没年未詳。