おおくぼ‐ひこざえもん【大久保彦左衛門】
[1560〜1639]江戸初期の旗本。本名は忠教(ただたか)。徳川家康・秀忠・家光の3代に仕え、三河に2千石を領した。その知略・奇行に関する多くの逸話がある。著「三河物語」。
おかざき‐まさむね【岡崎正宗】
鎌倉末期の刀工。相模の人。五郎入道正宗と称する。新藤五国光に師事。相州物の大成者で、沸(にえ)の美の表現にすぐれた。無比の名匠といわれるが有銘の作は少なく、名物「庖丁(ほうちょう)正宗」「日向(...
おかもと‐きどう【岡本綺堂】
[1872〜1939]劇作家・小説家。東京の生まれ。本名、敬二。2世市川左団次と提携、新歌舞伎の劇作家として活躍した。戯曲「修禅寺物語」「鳥辺山心中」、小説「半七捕物帳」など。
おがわ‐うせん【小川芋銭】
[1868〜1938]日本画家。東京の生まれ。本名、茂吉。本多錦吉郎に洋画を学び、独学で日本画を学ぶ。初め新聞などに風刺的な漫画を描いたが、のち茨城県牛久沼のほとりに住み、湖沼風物や河童をテーマ...
おがわ‐くにお【小川国夫】
[1927〜2008]小説家。静岡の生まれ。「内向の世代」の代表的作家。20歳でカトリックに入信、聖書の世界を描く物語やエッセーを数多く手がける。「逸民」で川端康成文学賞受賞。他に「アポロンの島...
おぎゅう‐そらい【荻生徂徠】
[1666〜1728]江戸中期の儒学者。江戸の人。名は双松(なべまつ)。字(あざな)は茂卿(しげのり)。別号、蘐園(けんえん)。また、物部氏の出であることから、中国風に物(ぶつ)徂徠と自称。朱子...
おざわ‐えいたろう【小沢栄太郎】
[1909〜1988]俳優・演出家。東京の生まれ。プロレタリア演劇運動を経て、千田是也・東野英治郎らと俳優座を創立。映画やテレビでも活躍。代表作に「雨月物語」など。
オールビー【Edward Franklin Albee】
[1928〜2016]米国の劇作家。社会や家庭の虚像を描くとともに、人間の弱さを追求した作品を発表。作「動物園物語」「バージニア=ウルフなんかこわくない」など。
カルノー【Nicolas Léonard Sadi Carnot】
[1796〜1832]フランスの物理学者。蒸気機関に関心をもち、熱力学を研究。
ガレ【Émile Gallé】
[1846〜1904]フランスのガラス工芸家・家具デザイナー。1878年のパリ万国博覧会で、月光色と呼ばれる淡い青色のガラスを出品し、高い評価を得る。昆虫や植物をモチーフにした幻想的な作品が多く...