つつみ‐やすじろう【堤康次郎】
[1889〜1964]実業家・政治家。滋賀の生まれ。衆議院議員、同議長。箱根土地(後のコクド)・西武鉄道などを設立、西武グループを築き上げた。
つづき‐みちお【都筑道夫】
[1929〜2003]推理作家。東京の生まれ。本名、松岡巌(いわお)。本格推理・ハードボイルド・ショートショートなどに幅広く活躍、時代物の「なめくじ長屋」シリーズもある。「推理作家の出来るまで」...
つづき‐やこう【都築弥厚】
[1765〜1833]江戸時代の豪農。三河の生まれ。矢作川から灌漑(かんがい)用水路(現明治用水)を引くため私財を投じて測量、幕府に願書を提出。工事が許可されるも実行前に破産・病没。
つなしま‐りょうせん【綱島梁川】
[1873〜1907]思想家・評論家。岡山の生まれ。本名、栄一郎。「早稲田文学」の編集に従事。胸を病んでから神秘的宗教観に基づく随想を発表、当時の青年層に影響を与えた。著「病間録」「回光録」など。
つなぶち‐けんじょう【綱淵謙錠】
[1924〜1996]小説家。樺太(からふと)(サハリン)の生まれ。長年編集者として活躍した後、時代小説を執筆した。「斬(ざん)」で直木賞受賞。他に「苔(たい)」「狄(てき)」「戊辰(ぼしん)落...
つねとう‐きょう【恒藤恭】
[1888〜1967]法哲学者。島根の生まれ。昭和8年(1933)滝川事件で京大教授を辞職。第二次大戦後、大阪市立大学長。著「法の基本問題」「法的人格者の理論」など。
つのだ‐きくお【角田喜久雄】
[1906〜1994]小説家。神奈川の生まれ。伝奇小説「妖棋伝(ようきでん)」などで注目を集めるが、戦後は本格推理小説を手がける。「笛吹けば人が死ぬ」で日本探偵作家クラブ賞(現、日本推理作家協会...
つぶらや‐えいじ【円谷英二】
[1901〜1970]映画の特殊撮影監督。福島の生まれ。本名、円谷(つむらや)英一。ミニチュア撮影やスクリーンプロセスなど特殊撮影技術の発達に尽力、「ゴジラ」で世界的な評価を得る。他に「ハワイ・...
つぼい‐くめぞう【坪井九馬三】
[1859〜1936]歴史学者。大坂の生まれ。東京帝大教授。科学的、実証的な歴史学研究法を導入した。著「史学研究法」など。
つぼい‐さかえ【壺井栄】
[1900〜1967]小説家。香川県小豆島の生まれ。詩人壺井繁治と結婚後、プロレタリア文学運動に参加。作「暦」「柿の木のある家」「二十四の瞳」など。