すえまつ‐けんちょう【末松謙澄】
[1855〜1920]政治家。豊前(ぶぜん)の生まれ。英国に留学し、伊藤内閣の法制局長官・逓信大臣・内務大臣を歴任。のち、枢密顧問官。編著「防長回天史」のほか、翻訳にバーサ=M=クレイの小説「谷...
すがわら‐の‐みちざね【菅原道真】
[845〜903]平安前期の公卿・学者・文人。是善(これよし)の子。宇多天皇の信任が厚く、寛平6年(894)遣唐使に任ぜられたが献言してこれを廃止。延喜元年(901)藤原時平の中傷により大宰権帥...
ずいけい‐しゅうほう【瑞渓周鳳】
[1392〜1473]室町中期の臨済宗の僧。和泉(いずみ)の人。号、臥雲(がうん)山人。南都で華厳を学び、景徳寺・等持寺・相国寺に歴住。のち、鹿苑院(ろくおんいん)塔主となった。足利義政の信任を...
たかい‐きとう【高井几董】
[1741〜1789]江戸中期の俳人。京都の人。名は小八郎。別号、晋明・春夜楼など。与謝蕪村(よさぶそん)の高弟で、のち夜半亭3世を継いだ。編著「其雪影」「あけ烏(がらす)」、句集「井華(せいか...
たかくす‐じゅんじろう【高楠順次郎】
[1866〜1945]仏教学者。広島の生まれ。旧姓、沢井。号、雪頂。東京外語校長・東大教授・東洋大学長。英国でマックス=ミュラーに師事し、インド学・梵語(ぼんご)学を学ぶ。昭和19年(1944)...
たかくわ‐らんこう【高桑闌更】
[1726〜1798]江戸中期の俳人。加賀の人。名は忠保または正保。蕉風の復興に努め、天明の俳諧中興に貢献。編著「芭蕉翁消息集」「俳諧世説」、句集「半化坊発句集」など。
たしろ‐しょうい【田代松意】
江戸前期の俳人。別号、談林軒など。西山宗因の門人。江戸で「談林十百韻(とっぴゃくいん)」を編む。編著「談林軒端(のきば)の独活(うど)」「功用群鑑」など。生没年未詳。
たちばな‐ほくし【立花北枝】
[?〜1718]江戸中期の俳人。蕉門十哲の一人。加賀の人。別号、鳥翠台・寿夭軒。通称、研屋(とぎや)源四郎。「奥の細道」行脚の途次の芭蕉に入門。編著「山中問答」「卯辰(うたつ)集」など。
ダーリ【Vladimir Ivanovich Dal'】
[1801〜1872]ロシアの作家・民俗学者・辞書編者。海軍軍医・官吏を経て作家となり、短編小説を執筆。その後、民族学的資料を収集、その分析・編纂(へんさん)に専念する。詩人プーシキンとの親交も...
ちょうけん【澄憲】
[1126〜1203]平安末期から鎌倉前期にかけての天台宗の僧。藤原通憲の子。法印・大僧都。平治の乱で下野に流されたが、晩年京都の安居院(あぐい)に住み唱導(説法)で布教、安居院流唱導の祖とされ...