カルドア【Nicholas Kaldor】
[1908〜1986]英国の経済学者。ハンガリーのブダペスト生まれ。ケンブリッジ大教授。ケインジアンとして景気循環論などに理論を展開。著作に「総合消費税」「マネタリズム—その罪過」「価値および分...
ガワー【John Gower】
[1330ころ〜1408]英国の詩人。チョーサーと親交があり、道徳的・教訓的傾向の作品で知られる。代表作に、キリスト教の七つの大罪を主題とする長編詩「恋する男の告解」がある。
きくち‐ゆうほう【菊池幽芳】
[1870〜1947]小説家・新聞記者。茨城の生まれ。本名、清。大阪毎日新聞社に勤めるかたわら、新聞小説を連載。家庭小説の先駆をなした。小説「己が罪」「乳姉妹」など。
キム‐デジュン【金大中】
[1924〜2009]韓国の第15代大統領。全羅南道出身。野党政治家として朴正熙大統領と対立し、1973年東京で韓国情報機関に拉致される(金大中事件)。1980年には同氏の逮捕をきっかけに起きた...
きりの‐なつお【桐野夏生】
[1951〜 ]小説家。石川の生まれ。犯罪に走る女性の心理などをリアリティーあふれる手法で描く。「柔らかな頰」で直木賞受賞。他に「OUT」「グロテスク」「魂萌(たまも)え!」など。
セリーヌ【Louis-Ferdinand Céline】
[1894〜1961]フランスの小説家。第一次大戦後、世界の悪意と人間の悲惨を描いた作品で物議をかもす。のち、反ユダヤ主義の著作を発表し、第二次大戦後に戦犯の罪に問われた。作「夜の果てへの旅」「...
ダヌンツィオ【Gabriele D'Annunzio】
[1863〜1938]イタリアの詩人・小説家・劇作家。耽美派の代表者。官能性とモラルとの葛藤(かっとう)を英雄主義により克服しようとした。第一次大戦後、国家主義運動に参加。詩集「アルチヨーネ」、...
ピノチェト【Augusto Pinochet Ugarte】
[1915〜2006]チリの軍人・政治家。1973年、クーデターによりアジェンデ政権を打倒し実権を握る。1974年、大統領に就任。新自由主義的な政策により経済成長を実現した。大統領退任後、人権侵...
まつもと‐せいちょう【松本清張】
[1909〜1992]小説家。福岡の生まれ。本名、清張(きよはる)。犯罪の動機を重視し、背後にある現代社会の仕組みを描き出した推理小説「点と線」「ゼロの焦点」などで、社会派推理小説という新分野を...
モーリアック【François Mauriac】
[1885〜1970]フランスの小説家。カトリックの立場から、心理小説の手法で人間性の内に潜む罪の問題を描いた。1952年ノーベル文学賞受賞。作「愛の砂漠」「テレーズ=デスケルー」「蝮(まむし)...