かつら‐ぶんし【桂文枝】
上方の落語家。 (初世)[1819〜1874]江戸後期から明治の落語家。大坂の人。「三十石」を得意とし、上方落語の中興の祖と称される。 (5世)[1930〜2005]大阪の生まれ。本名、長谷...
かとう‐とうくろう【加藤唐九郎】
[1898〜1985]陶芸家。愛知の生まれ。伝統的な陶磁器の調査・研究に従事。桃山時代の黄瀬戸・織部の写しなどにすぐれた。
カトリーヌ‐ド‐メディシス【Catherine de Médicis】
[1519〜1589]フランス国王アンリ2世の妃。フィレンツェのメディチ家の出身。熱心なカトリック教徒で夫の死後、摂政として王権の維持を図り、新教徒の抹殺を企て、サンバルテルミーの虐殺を行った。...
かねうじ【兼氏】
鎌倉末期の刀工。正宗の弟子で正宗十哲の一人。大和から美濃国多芸郡志津に移り、志津三郎と称した。
かやま‐またぞう【加山又造】
[1927〜2004]日本画家。京都の生まれ。東京美術学校卒。多摩美大・東京芸大教授。創画会創立会員。山本丘人に師事。装飾的な作風で知られる。文化勲章受章。作に「冬」「千羽鶴」「月光波濤」など。
からき‐じゅんぞう【唐木順三】
[1904〜1980]評論家。長野の生まれ。独自の文芸評論で活躍。著「鴎外の精神」「中世の文学」など。
カルコ【Francis Carco】
[1886〜1958]フランスの小説家・詩人。無名の芸術家や、下町の庶民の生活を描いた。小説「追いつめられた男」「娼婦イエス」など。
かわい‐かんじろう【河井寛次郎】
[1890〜1966]陶芸家。島根の生まれ。柳宗悦(やなぎむねよし)・浜田庄司らと民芸運動を興した。素朴で重厚な作風で、釉(うわぐすり)に特色がある。
かんぜ‐てつのじょう【観世銕之丞】
能楽のシテ方観世流宗家の分家の芸名。14世宗家清親(きよちか)の次男、織部清尚に始まる。代々名手が輩出、5世(紅雪)・6世(華雪)は近代の名人。
ガリマール【Gaston Gallimard】
[1881〜1975]フランスの出版業者。1908年にジードとともに文芸雑誌「NRF」を刊行。1919年にガリマール社を設立し、フランスの近代作家たちの作品を出版した。