ヤナーチェク【Leoš Yanáček】
[1854〜1928]チェコの作曲家。民族音楽と近代音楽の語法を統合し、多くの歌劇を発表。作品に「利口な女狐の物語」など。
やまかわ‐とみこ【山川登美子】
[1879〜1909]歌人。福井の生まれ。本名、とみ。新詩社に入り、「明星」で活躍。与謝野晶子・茅野雅子(ちのまさこ)との共著歌集「恋衣」がある。
竹西寛子による
の評伝。副題は「『明星』の...
やまかわ‐ひとし【山川均】
[1880〜1958]社会主義者。岡山の生まれ。同志社中退後、社会主義運動に接近、赤旗事件で投獄。大正11年(1922)に日本共産党準備会に参加。山川イズムと呼ばれる「無産階級運動の方向転換」を...
やまぐち‐たけお【山口長男】
[1902〜1983]画家。朝鮮の生まれ。東京美術学校卒。武蔵野美大教授。フランスで佐伯祐三、ザッキンらと交流。二科展に抽象絵画を出品、簡潔な色彩と重厚な質感の絵肌で知られる。芸術選奨受賞。代表...
やまもと‐さつお【山本薩夫】
[1910〜1983]映画監督。鹿児島の生まれ。成瀬巳喜男に師事。社会派として知られる。代表作「真空地帯」「白い巨塔」「戦争と人間」「華麗なる一族」など。
やまもと‐ほうすい【山本芳翠】
[1850〜1906]洋画家。美濃の人。本名、為之助。五姓田(ごせだ)芳柳に学び、のち洋画に転じて渡仏。帰国して生巧館画塾を開く。明治美術会・白馬会の創立に参加。門下に藤島武二らがいる。代表作に...
よこみつ‐りいち【横光利一】
[1898〜1947]小説家。福島の生まれ。本名、利一(としかず)。川端康成・片岡鉄兵らと「文芸時代」を創刊し、新感覚派の中心となった。新心理主義に立ち、昭和初期の代表作家として活躍。作「日輪」...
よこや‐そうみん【横谷宗珉】
[1670〜1733]江戸中期の装剣金工家。江戸の人。晩年、遯庵(とんあん)と号す。後藤家の下職から出発して町彫りを創始。片切り彫りの彫法を大成し、絵画風の自由な意匠を表現した。
よこやま‐またじろう【横山又次郎】
[1860〜1942]地質・古生物学者。長崎の生まれ。東大教授。日本人として初の化石記載論文を発表したほか、古生物学の分類名や用語の日本語訳を創案した。著作に「古生物学綱要」など。
よさの‐あきこ【与謝野晶子】
[1878〜1942]歌人。堺の生まれ。旧姓、鳳(ほう)。鉄幹の妻。新詩社を代表する歌人として雑誌「明星」で活躍、明治浪漫主義に新時代を開いた。歌集「みだれ髪」「小扇」「舞姫」「恋衣」(共著)、...