ベルジャーエフ【Nikolay Aleksandrovich Berdyaev】
[1874〜1948]ロシアの思想家。宗教的実存主義の立場から精神の自由を基軸に、宗教・歴史哲学を展開したが、ロシア革命後パリに亡命。著「歴史の意味」「自己認識」など。
ベーコン【Roger Bacon】
[1214ころ〜1294]英国の哲学者・科学者。近世自然科学の先駆者で、「大著作」を著し、実験と観察による科学的認識を説いた。拡大鏡の発明、暦の改良などを試みた。
ほんじょ‐たすく【本庶佑】
[1942〜 ]医学者。京都の生まれ。専門は分子免疫学。免疫系が多様な抗原を認識し効率的に排除するために重要な、抗体のクラススイッチと体細胞高頻度突然変異の仕組みを解明。これらに関与する酵素AI...
マッハ【Ernst Mach】
[1838〜1916]オーストリアの物理学者・哲学者。波動や超音速について研究し、マッハ数の概念を導入。ニュートン力学の時間・空間などの概念を批判的に検討。また実証主義的経験批判論を展開してそ...
マリタン【Jacques Maritain】
[1882〜1973]フランスの哲学者。初めベルクソンの「生の哲学」に傾倒、カトリック入信後はネオ‐トミズムの立場から近代思想を批判、実存主義的ヒューマニズムを提唱した。著「認識の諸段階」「キリ...
みうら‐ばいえん【三浦梅園】
[1723〜1789]江戸中期の思想家。豊後(ぶんご)の人。名は晋。天文・医学・哲学・歴史・宗教・政治・経済など多分野に通じ、独自の認識論と存在論によって宇宙・自然・人間を説明する条理の学を唱え...
ランベルト【Johann Heinrich Lambert】
[1728〜1777]ドイツの哲学者・数学者・物理学者・天文学者。ウォルフの理性論とロックの経験論とを結びつけて独自の認識論を立てた。また、ランベルト級数を発見し、双曲線関数を導入。光度計・熱度...
リッケルト【Heinrich Rickert】
[1863〜1936]ドイツの哲学者。西南ドイツ学派の代表者の一人で、先験的観念論を徹底化した。文化科学と自然科学との方法論の違いを解明し、個性記述の学としての歴史科学の独自な方法論を展開した。...
リップス【Theodor Lipps】
[1851〜1914]ドイツの心理学者・哲学者。認識論・論理学・倫理学・美学は意識体験を確定する記述的心理学の基礎の上に築かれるべきだと主張。特に、美意識や他我認識における感情移入の意義を強調し...
ロック【John Locke】
[1632〜1704]英国の哲学者・政治思想家。イギリス経験論の代表者で、その著「人間悟性論」は近代認識論の基礎となった。政治思想では人民主権を説き、名誉革命を代弁し、アメリカの独立やフランス革...