さいぐさ‐ひろと【三枝博音】
[1892〜1963]哲学者・科学史家。広島の生まれ。横浜市大教授・学長。戦前、戸板潤らと唯物論研究会を創立。著作に「技術史」「三浦梅園の哲学」「日本に於ける哲学的観念論の発達史」など。また、「...
さえぐさ‐かずこ【三枝和子】
[1929〜2003]小説家。兵庫の生まれ。日本ペンクラブ女性作家委員会初代委員長。「鬼どもの夜は深い」で泉鏡花文学賞受賞。他に「処刑が行なわれている」「薬子の京」など。
さんじょう‐さねつむ【三条実万】
[1802〜1859]江戸末期の公家。実美(さねとみ)の父。光格・仁孝・孝明の3天皇に仕え、朝権伸張に尽力。日米修好通商条約の勅許に反対して大老井伊直弼(いいなおすけ)と対立し、幕府より謹慎を命...
さんじょう‐さねとみ【三条実美】
[1837〜1891]幕末・明治前期の公家・政治家。実万(さねつむ)の四男。急進的攘夷派の指導者として、長州藩と提携。文久3年(1863)8月18日の政変で七卿落ちの一人として長州に逃れた。明治...
さんじょう‐てんのう【三条天皇】
[976〜1017]第67代天皇。在位1011〜1016。冷泉(れいぜい)天皇の第2皇子。名は居貞(おきさだ)。藤原道長の全盛時代に、失明のため道長の外孫の後一条天皇に譲位。
さんじょうにし‐さねたか【三条西実隆】
[1455〜1537]室町後期の公家・歌人。内大臣に至る。号、聴雪、出家して逍遥院尭空。飛鳥井雅親(あすかいまさちか)に和歌を学び、飯尾宗祇から古今伝授を受け、古典の普及に努めた。また、能書家と...
さんじょうにし‐すえとも【三条西季知】
[1811〜1880]幕末・明治前期の公家・歌人。尊王攘夷派として活躍。文久3年(1863)8月18日の政変で七卿落ちの一人として西走。維新後、明治天皇の侍従。
みいけ‐たかし【三池崇史】
[1960〜 ]映画監督。大阪の生まれ。時代劇・アクション・ホラーなど、さまざまなジャンルの作品を手がけ、海外からも高く評価される。代表作「カタクリ家の幸福」「荒ぶる魂たち」「着信アリ」「ゼブラ...
みうら‐けんや【三浦乾也】
[1821〜1889]江戸末期から明治初期の陶工。江戸の人。号、天禄堂。乾也焼を創始。また、破笠(はりつ)細工にもすぐれ、その手法を応用したかんざし・笄(こうがい)などの珠(たま)は乾也玉とよば...
みうら‐しをん【三浦しをん】
[1976〜 ]小説家。東京の生まれ。自分自身の就職活動や少年少女の心理を題材にした作品で若い読者の支持を得る。「まほろ駅前多田便利軒」で直木賞受賞。他に「格闘する者に○(まる)」「むかしのはな...