おかもと‐かのこ【岡本かの子】
[1889〜1939]小説家・歌人。東京の生まれ。本名、カノ。女学校在学中から新詩社に参加、「明星」「スバル」に短歌を発表。漫画家岡本一平と結婚。仏教の研究家としても知られる。歌集「かろきねたみ...
きたはら‐はくしゅう【北原白秋】
[1885〜1942]詩人・歌人。福岡の生まれ。本名、隆吉。与謝野鉄幹の門人となり、「明星」「スバル」に作品を発表。のち、木下杢太郎(きのしたもくたろう)らと耽美派文学の拠点となる「パンの会」を...
クレチアン‐ド‐トロワ【Chrétien de Troyes】
[1135ころ〜1185ころ]中世フランスの韻文物語作家。アーサー王伝説に基づいて数々の恋と冒険の韻文詩を書き、騎士道物語に新境地を開いた。作「ランスロまたは車上の騎士」「ペルスバルまたは聖杯物...
さとう‐しょうご【佐藤正午】
[1955〜 ]小説家。長崎の生まれ。本名、謙隆(かねたか)。昭和58年(1983)「永遠の1/2」で第7回すばる文学賞を受賞し作家デビュー。「月の満ち欠け」で直木賞受賞。他に「個人教授」「Y」...
さとう‐はるお【佐藤春夫】
[1892〜1964]詩人・小説家。和歌山の生まれ。生田長江・与謝野寛らに師事。初め「スバル」「三田文学」などに詩歌を発表、のち小説に転じた。文化勲章受章。詩集「殉情詩集」、小説「田園の憂鬱」「...
たかせ‐じゅんこ【高瀬隼子】
[1988〜 ]小説家。愛媛の生まれ。令和元年(2019)「犬のかたちをしているもの」ですばる文学賞を受賞して小説家デビュー。「おいしいごはんが食べられますように」で第167回芥川賞を受賞した。
たかむら‐こうたろう【高村光太郎】
[1883〜1956]詩人・彫刻家。東京の生まれ。光雲の子。欧米に留学。ロダンに傾倒。帰国後、「パンの会」に加わり、「スバル」に詩を発表。近代美術の紹介に努めた。また、岸田劉生らとフュウザン会...
ちはや‐あかね【千早茜】
[1979〜 ]小説家。北海道の生まれ。平成20年(2008)「魚神(いおがみ)」で小説すばる新人賞を受賞して小説家デビュー。「しろがねの葉」で第168回直木賞を受賞。
ながた‐ひでお【長田秀雄】
[1885〜1949]詩人・劇作家。東京の生まれ。幹彦の兄。「明星」「スバル」に参加。自由劇場の発足とともに新劇運動に加わり、史劇で新分野を開いた。戯曲「歓楽の鬼」「大仏開眼」など。
ながた‐みきひこ【長田幹彦】
[1887〜1964]小説家。東京の生まれ。秀雄の弟。「明星」「スバル」に参加。小説「澪(みお)」「零落」で流行作家となった。また、「祇園小唄」などの歌謡曲の作詞者としても有名。