いいじま‐いさお【飯島魁】
[1861〜1921]動物学者。静岡の生まれ。東大教授。海綿・人体寄生虫・鳥など広範囲にわたる研究を行い、日本の近代動物学の基礎を築いた。著「動物学提要」など。
くの‐やす【久野寧】
[1882〜1977]生理学者。愛知の生まれ。名大教授。人体の発汗現象の研究で大きな業績をあげた。文化勲章受章。著「汗」など。
シニョレリ【Luca Signorelli】
[1445ころ〜1523]イタリアの画家。厳格な画面構成と力動的な人体表現で知られる。
ジャコメッティ【Alberto Giacometti】
[1901〜1966]スイスの彫刻家・画家。シュールレアリスム運動に参加。針金のように細長く単純な人体構成により、人間の実存的な不安と孤独を表現した。
ドナテロ【Donatello】
[1386ころ〜1466]イタリアの彫刻家。初期ルネサンスを代表する彫刻家で、厳格な写実により人体の力と美を表現した。作「ガッタメラータ将軍騎馬像」など。ドナテルロ。ドナテッロ。
ハラー【Albrecht von Haller】
[1708〜1777]スイスの医学者・植物学者・詩人。ベルンの生まれ。チュービンゲン大学で学んだ後、オランダのライデン大学でブールハーフェらに師事。1736年、新設されたゲッティンゲン大学の解剖...
ベサリウス【Andreas Vesalius】
[1514〜1564]ベルギーの解剖学者。人体解剖を行い、権威とされていたガレノスの説の誤りを指摘、近代解剖学の基礎を築いた。著「人体の構造に関する七つの本(ファブリカ)」。
ポリュクレイトス【Polykleitos】
古代ギリシャの彫刻家。前5世紀に活躍。人体の均整美を追求し、理論書「カノン(規範)」を著した。生没年未詳。
マサッチョ【Masaccio】
[1401〜1428ころ]イタリアの画家。フィレンツェ派。迫真的な人体描写、明暗による量感表現、空間構成への透視図法の活用などにより、初期ルネサンスの絵画様式を確立。マサッチオ。
ミュラー【Johannes Peter Müller】
[1801〜1858]ドイツの生理・解剖学者。血液成分、分泌腺の働き、腫瘍(しゅよう)の構造、生殖器官の発生など、広い分野の研究で、多くの業績がある。著「人体生理学便覧」。