あきもと‐ふじお【秋元不死男】
[1901〜1977]俳人。神奈川の生まれ。本名、不二雄。「氷海」を創刊、主宰。俳句「もの」説で反響を呼んだ。句集「街」「瘤」など。
いしい‐ろげつ【石井露月】
[1873〜1928]俳人。秋田の生まれ。本名、祐治。正岡子規の知遇を得て「日本派」に属した。雑誌「俳星」を創刊。句集「露月句集」。
おぎわら‐せいせんすい【荻原井泉水】
[1884〜1976]俳人。東京の生まれ。本名、藤吉。河東碧梧桐(かわひがしへきごとう)とともに新傾向俳句を唱え、俳誌「層雲」を創刊。自由律俳句を確立。句集「原泉」「長流」、評論「旅人芭蕉」「奥...
たかくわ‐らんこう【高桑闌更】
[1726〜1798]江戸中期の俳人。加賀の人。名は忠保または正保。蕉風の復興に努め、天明の俳諧中興に貢献。編著「芭蕉翁消息集」「俳諧世説」、句集「半化坊発句集」など。
たかは‐しゅぎょう【鷹羽狩行】
[1930〜2024]俳人。山形の生まれ。本名、高橋行雄。山口誓子・秋元不死男に師事し、のち俳誌「狩」を創刊、主宰。第1句集「誕生」で俳人協会賞受賞。「十五峯(じゅうごほう)」で詩歌文学館賞・蛇...
たきい‐こうさく【滝井孝作】
[1894〜1984]小説家・俳人。岐阜の生まれ。俳号、折柴(せっさい)。初め河東碧梧桐(かわひがしへきごとう)に師事。のち長編小説「無限抱擁」で、独特の私小説作家として知られるようになった。句...
ちよじょ【千代女】
[1703〜1775]江戸中期の女流俳人。加賀の人。各務支考(かがみしこう)・中川乙由(なかがわおつゆう)らに学んだ。晩年には剃髪し、素園と号した。句集「千代尼句集」「松の声」など。加賀の千代。...
なかむら‐ていじょ【中村汀女】
[1900〜1988]俳人。熊本の生まれ。本名、破魔子。「ホトトギス」同人として活躍。「風花」を創刊。句集「春雪」「汀女句集」など。
なりた‐そうきゅう【成田蒼虬】
[1761〜1842]江戸後期の俳人。金沢の人。名は利定。高桑闌更(たかくわらんこう)に学び、師の没後、京都に出て東山双林寺の芭蕉堂を守り、各地を遊歴。句集「蒼虬翁句集」「蒼虬翁俳諧集」。
みうら‐ちょら【三浦樗良】
[1729〜1780]江戸中期の俳人。志摩鳥羽の人。通称、勘兵衛。別号、無為庵など。伊勢山田、のち京都に住む。蕪村らと親交を結び、中興俳壇の代表的俳人となった。編著「我庵(わがいお)」、句集「樗...