いしはら‐よしろう【石原吉郎】
[1915〜1977]詩人。静岡の生まれ。終戦後シベリア抑留生活を経て帰国したのち、詩誌「ロシナンテ」を創刊。「荒地詩集」に参加した。昭和38年(1963)刊行の「サンチョ・パンサの帰郷」でH氏...
えびさわ‐やすひさ【海老沢泰久】
[1950〜2009]小説家。茨城の生まれ。自動車レースなどのスポーツを描いた小説で知られる。「帰郷」で直木賞受賞。他に「乱」「監督」「F1地上の夢」など。
おさらぎ‐じろう【大仏次郎】
[1897〜1973]小説家。神奈川の生まれ。本名、野尻清彦。「鞍馬天狗」で大衆作家として認められる。著「赤穂浪士」「帰郷」「パリ燃ゆ」「天皇の世紀」など。文化勲章受章。
かしわばら‐ひょうぞう【柏原兵三】
[1933〜1972]小説家・ドイツ文学者。千葉の生まれ。母方の祖父をモデルにした「徳山道助の帰郷」で芥川賞受賞。他に「長い道」「仮りの栖(すみか)」「ベルリン漂泊」など。
かん‐さざん【菅茶山】
[1748〜1827]江戸後期の儒者。漢詩人。備後(びんご)の人。名は晋帥(ときのり)。通称、太仲。京都で朱子学を学び、帰郷して黄葉夕陽村舎(こうようせきようそんしゃ)を開く。頼山陽の師。著「筆...
く‐ゆう【瞿佑】
[1341〜1427]中国、明代の文人。字(あざな)は宗吉。号は存斎。銭塘(せんとう)(浙江(せっこう)省)の人。筆禍により陝西(せんせい)省に流されたが、許されて帰郷。怪異小説「剪灯(せんとう...
こ‐けんせい【顧憲成】
[1550〜1612]中国、明の政治家・学者。無錫(むしゃく)(江蘇省)の人。字(あざな)は叔時。神宗に仕えたが、免官され帰郷。弟の允成(いんせい)・高攀竜(こうはんりゅう)とともに東林書院を復...
さいごう‐たかもり【西郷隆盛】
[1828〜1877]政治家。薩摩(さつま)の人。通称、吉之助。号、南洲。討幕の指導者として薩長同盟・戊辰戦争を遂行し、維新の三傑の一人と称された。新政府の参議・陸軍大将となったが、明治6年(...
しま‐よしたけ【島義勇】
[1822〜1874]江戸末期・明治初期の志士・政治家。佐賀藩士。通称団右衛門。戊辰(ぼしん)戦争で功を立て、秋田県令などを歴任。新政府の政策に反対して帰郷。明治7年(1874)江藤新平らと佐賀...
セゼール【Aimé Césaire】
[1913〜2008]西インド諸島、仏領マルティニーク島の詩人・政治家。パリ留学中にサンゴールと交わり、ネグリチュード運動のリーダーとなる。1945年にマルティニーク島の中心都市フォール‐ド‐フ...