あおき‐しゅうぞう【青木周蔵】
[1844〜1914]外交官。山口の生まれ。ドイツ公使、山県(やまがた)・松方内閣の外務大臣を歴任。不平等条約の改正に尽力。大津事件により失脚。
あんどう‐しょうえき【安藤昌益】
[1703〜1762]江戸中期の社会思想家・医者。出羽の人。封建社会と、それを支える儒学・仏教を批判。すべての人が平等に生産に従事して生活する「自然の世」を唱えた。著「自然真営道」「統道真伝」...
かとう‐ひろゆき【加藤弘之】
[1836〜1916]思想家・教育者。兵庫の生まれ。初め明六社の一員として「真政大意」などで天賦人権・自由平等を説き、立憲政治の啓蒙(けいもう)に努めたが、のち「人権新説」などで天賦人権否定論・...
ぎょうそん【行尊】
[1057〜1135]平安後期の天台宗の僧。源基平(みなもとのもとひら)の子。諸国を行脚(あんぎゃ)。祈祷(きとう)に優れ、天台座主(ざす)となった。和歌にもすぐれ、金葉集・新古今集などに入集。...
グージュ【Olympe de Gouges】
[1748〜1793]フランス革命期、ジロンド派の女性活動家。女性解放運動の先駆者。「人権宣言」が女性の権利を無視しているとして、男女平等を唱える「女権宣言」を著した。のち、反逆罪のかどでジャコ...
ゴビノー【Joseph-Arthur de Gobineau】
[1816〜1882]フランスの外交官・小説家・思想家。古代アーリア人の優秀性を唱えた「人種不平等論」はナチズムなどに利用された。他に小説「レ‐プレイアード」など。
ゴードン【Beate Sirota Gordon】
[1923〜2012]ウィーンの生まれ。5歳から15歳までを日本で過ごす。第二次大戦中は米国で過ごし、戦後はGHQの民間職員として再来日。日本国憲法の草案作成に携わり、男女平等に関する条項を起草...
じょうちょう【定朝】
[?〜1057]平安中期の仏師。康尚の子。法成寺の造仏の功により、仏師として初めて法橋(ほっきょう)に叙せられ、のち法眼(ほうげん)にまで進んだ。その優美な様式は定朝様または和様とよばれ、長く日...
セン【Amartya Sen】
[1933〜 ]インドの経済学者。国内外の大学教授を歴任、国連大学世界開発経済研究所の創立に関与する。1998年、所得分配の不平等と貧困・飢餓の研究が評価され、ノーベル経済学賞を受賞。アマルティ...
そう‐しゅう【荘周】
中国、戦国時代の思想家。宋国の蒙(河南省)の人。老子とならぶ道家思想の中心人物で、個々の事物の価値や差異は見かけ上のものにすぎず、根元的にはすべて平等であるとし、自然にまかせる生き方を説いた。後...