いいおか‐の‐すけごろう【飯岡助五郎】
[1792〜1859]江戸後期の博徒(ばくと)。相模(さがみ)の人。下総(しもうさ)国飯岡(千葉県旭市東部)で飯岡浜一帯を縄張りとし、笹川繁蔵と勢力争いをした。講談・浪曲「天保水滸伝(てんぽうす...
きよの‐けんじ【清野謙次】
[1885〜1955]病理学者・人類学者。岡山の生まれ。京大教授。生体染色法を研究。また、縄文人などの人骨を収集して計測による研究を行い、原日本人説を提唱した。著「日本考古学・人類学史」「日本貝...
ささがわ‐の‐しげぞう【笹川繁蔵】
[1810〜1847]江戸後期の博徒(ばくと)。下総(しもうさ)国香取郡の人。生家の笹川河岸付近を縄張りとした。飯岡助五郎と勢力争いをして大利根川原で決闘、のちに暗殺された。講談・浪曲「天保水滸...
しもた‐せいじ【霜多正次】
[1913〜2003]小説家。沖縄の生まれ。旧姓、島袋。自らの戦争体験と戦中戦後の沖縄の実態を描く。日本民主主義文学同盟設立に尽力。作品に「沖縄島」「明けもどろ」「南の風」など。
じゃはな‐のぼる【謝花昇】
[1865〜1908]自由民権運動家。沖縄の生まれ。東大卒業後、沖縄県庁に就職。開墾地問題などで奈良原繁知事と対立し辞職。その後、知事の暴政批判と参政権獲得運動を展開した。
せりざわ‐けいすけ【芹沢銈介】
[1895〜1984]染色工芸家。静岡の生まれ。柳宗悦(やなぎむねよし)らの民芸運動に加わり、沖縄の紅型(びんがた)を研究して、型絵染めを創始。また、版画・装丁・家具設計など多方面にわたって活躍。
とくだ‐きゅういち【徳田球一】
[1894〜1953]政治家。沖縄の生まれ。大正11年(1922)日本共産党の創立に参加。三・一五事件で検挙され18年間獄中にあり、第二次大戦後出獄して日本共産党を再建し、書記長に就任。昭和21...
のぼりかわ‐せいじん【登川誠仁】
[1932〜2013]民謡歌手。兵庫の生まれ。沖縄島に育ち、芝居の地方(じかた)を務めながら琉球民謡を学ぶ。三線(さんしん)の早弾きの名手として知られた。
またよし‐えいき【又吉栄喜】
[1947〜 ]小説家。沖縄の生まれ。浦添市役所勤務のかたわら小説を発表。沖縄の精神風土をあつかった作品が多い。「豚の報い」で芥川賞受賞。他に「海の微睡(まどろ)み」「鯨岩」「巡査の首」など。
めどるま‐しゅん【目取真俊】
[1960〜 ]小説家。沖縄の生まれ。本名、島袋正。沖縄で高校の国語教師を務めたのち文筆に専念。沖縄の風土と戦争を描き続け、評論も多い。「水滴」で芥川賞受賞。他に小説「魂込め(まぶいぐみ)」「虹...