いしみつ‐まきよ【石光真清】
[1868〜1942]陸軍軍人。熊本の生まれ。日清戦争後からシベリア出兵の時期にシベリア・満州で諜報活動に従事。自伝「城下の人」「曠野の花」「望郷の歌」「誰のために」の四部作は、子の真人によって...
ゲルツェン【Aleksandr Ivanovich Gertsen】
[1812〜1870]ロシアの思想家・作家。革命運動で逮捕・流刑ののち亡命。農村共同体を基礎とする社会主義を構想した。著「過去と思索」「誰の罪か」など。
こまつ‐さきょう【小松左京】
[1931〜2011]小説家。大阪の生まれ。本名、実。業界紙記者などを経て、SF作家としてデビュー。ミリオンセラーとなった「日本沈没」で日本推理作家協会賞受賞。他に「日本アパッチ族」「継ぐのは誰...
これえだ‐ひろかず【是枝裕和】
[1962〜 ]映画監督。東京の生まれ。テレビで多くのドキュメンタリー番組を手がけたのち、宮本輝原作の「幻の光」で監督デビューし、国内外で注目される。監督作品「歩いても 歩いても」がマルデルプラ...
ツェラーン【Paul Celan】
[1920〜1970]ルーマニア出身のドイツ系ユダヤ人の詩人。第二次大戦中はナチス‐ドイツによって強制収容所へ送られたが生きのび、戦後パリに居住。象徴主義・シュールレアリスムの影響を受けた。大胆...
なかざと‐つねこ【中里恒子】
[1909〜1987]小説家。神奈川の生まれ。「乗合馬車」で女性で初の芥川賞受賞。生を見据える作風が晩年に開花した。小説「歌枕」「誰袖草(たがそでそう)」など。
なかむら‐むらお【中村武羅夫】
[1886〜1949]小説家・評論家。北海道の生まれ。小栗風葉に師事し、雑誌「新潮」の編集者として活躍。また、同人誌「不同調」を創刊。評論「誰だ?花園を荒す者は!」、小説「地霊」など。
みやはら‐あきお【宮原昭夫】
[1932〜 ]小説家。神奈川の生まれ。予備校・学習塾の講師を経たのち、創作の道に入る。「誰かが触った」で芥川賞受賞。社会性の高い作風で知られるが、ユーモア小説も手がける。他に「石のニンフ達」「...
よしだ‐ただし【吉田正】
[1921〜1998]作曲家。茨城の生まれ。フランク永井、橋幸夫、松尾和子ら多くの歌手を育て、「有楽町で逢いましょう」「いつでも夢を」「誰よりも君を愛す」など、数々のヒット曲を手がけた。没後、国...
ろ‐ちゅうれん【魯仲連】
中国、戦国時代の斉の雄弁家。高節を守って誰にも仕えず、諸国を遊歴した。生没年未詳。魯連。