いずもおおやしろきょう【出雲大社教】
教派神道の一。明治15年(1882)、出雲神社の大宮司千家尊福 (せんけたかとみ) が出雲大社敬神講 (いずもたいしゃけいしんこう) をもとにして組織した宗教。初め、大社 (たいしゃ) 教と称したが、昭和26年(1951)現名称に改めた。本部は島根県出雲市大社町杵築東。
いずもかぐら【出雲神楽】
神楽の分類の一。出雲の佐太神社の神楽の様式が広まったもので、中国・九州地方を中心に全国に分布。ふつう採物 (とりもの) の舞と、神話などを脚色した演劇風の舞からなる。出雲流神楽。
いずもぐつわ【出雲轡】
くつわの一。鏡板 (かがみいた) の部分を十字形に彫り透かしたもの。十文字轡。名は、平安末期、出雲守宗介の創案によるからとも、出雲国で作られたからともいう。
出典:青空文庫
・・・の辺に住ませられる、出雲路の道祖の御娘じゃ。が、この神は父の神が・・・ 芥川竜之介「俊寛」
・・・るけれど、松江だね、出雲の。……茶町という旅館間近の市場で見たの・・・ 泉鏡花「古狢」
・・・「出雲なる神や結びし淡島屋、伊勢八幡の恵み受けけり」という自祝の・・・ 内田魯庵「淡島椿岳」