紅炉上一点の雪
《「続近思録」から》紅炉の上に置いた雪がたちまちとけてしまうように、私欲や迷いなどがすっかりとけてしまうこと。
こうろかん【鴻臚館】
奈良・平安時代の外国使節接待のための施設。難波 (なにわ) ・太宰府・京都などに置かれた。
こうろけい【鴻臚卿】
1 中国で、鴻臚寺の長官。 2 玄蕃頭 (げんばのかみ) の唐名。
こうろじ【鴻臚寺】
1 中国で、北斉以後、外国使節の接待および朝貢などをつかさどった役所。 2 玄蕃寮 (げんばりょう) の唐名。
こうろスラグ【高炉スラグ】
高炉での銑鉄製錬のときに、鉄鉱石から分離される不純物。鉱滓 (こうさい) 。
こうろぜん【黄櫨染】
染め色の名。黄色みがかった茶色。黄櫨 (はぜ) の樹皮と蘇芳 (すおう) の心材の煎汁に、灰汁 (あく) ・酢などを混ぜて染めたもの。嵯峨天皇以来、天皇の袍 (ほう) に用いられる。
こうろなん【行路難】
道を行くのに難儀すること。転じて、世渡りの困難なこと。
こうろひょうしき【航路標識】
船舶が安全に航行するために設けられた標識。光波標識・音波標識・電波標識などがある。
こうろびょうしゃ【行路病者】
飢えや疲れのため、旅の途中で倒れた引き取り手のない人。行き倒れ。
こうろぜんのごほう【黄櫨染御袍】
袍 (ほう) のうち黄櫨染 (こうろぜん) のもの。弘仁11年(820)に天皇の御服と定められ、明治以降は即位の礼の際にも身につけられる。