姓氏の一。
しのだずし【信太鮨】
《狐の好物という油揚げを使うところから信太の森の狐伝説に結びつけていう》いなりずし。
しのだせつこ【篠田節子】
[1955〜 ]小説家。東京の生まれ。恋愛もの、ホラー、ミステリー、SFなどのジャンルを超えた多彩なストーリー展開で、幅広い読者層を獲得する。「女たちのジハード」で直木賞受賞。他に「絹の変容」「ゴサインタン」「変身」など。
しのだづま【信太妻】
浄瑠璃・歌舞伎・歌謡などの一系統で、信太の森の白狐 (しろぎつね) が葛の葉姫に化けて安部保名 (あべのやすな) と契り一子をもうけたが、正体を知られて古巣に帰ったという伝説を主題としたもの。浄瑠璃「蘆屋道満大内鑑 (あしやどうまんおおうちかがみ) 」などがある。信太妻物。
出典:青空文庫
・・・一体この男には、篠田と云う同窓の友がありまして、いつでもその口か・・・ 泉鏡花「湯女の魂」
・・・痕をつけて行きゃア、篠田の森ア、直ぐと突止めまさあ。去年中から、・・・ 永井荷風「狐」
・・・角から二、三軒目に、篠田という軒燈を出した質屋の店先へかつぎ込ま・・・ 永井荷風「梅雨晴」