本家と分家をあわせた全体。一族。一門中国では、父系の同族集団をいう。

[名](スル)
  1. 家督地位などを受け継ぐこと。跡目を継ぐこと。「宗家を—する」

  1. 法律で、人が死亡した場合に、その者と一定の親族関係にある者が財産上の権利義務承継すること。現行民法では財産相続だけを認め、共同相続原則とする。

  1. 山野にひそむ盗賊。おいはぎ。

  1. こそどろ。

  1. 反乱一揆などを起こす賊徒をののしっていう語。

    1. 「丈の知れたる—共」〈染崎延房・近世紀聞〉

  1. しょうぞく(装束)1」に同じ。「壺 (つぼ) —」

    1. 「—の袴 (はかま) を取り寄せさせ給ひて」〈夕顔

  1. しょうぞく(装束)2」に同じ。

    1. 「参りて奏せむ。車に—せよ」〈大鏡・花山院〉

僧と俗世間の人。僧侶俗人

[動カ四]《名詞「そうぞく(装束)」の動詞化》
  1. 装束を身につける。

    1. 「幼き人、参らまほしげに思ひたれば、—・かせていだし立つ」〈かげろふ・中〉

  1. 装飾をほどこす。支度する。

    1. 「唐めいたる船造らせ給ひける、急ぎ—・かせ給ひて」〈胡蝶

俗に、遺産相続などをめぐって争う親族のこと。

俗に、遺産相続などをめぐって親族が争うこと。相続争い。

出典:青空文庫

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