つくりあわせ【作り合(わ)せ】
1 二つの合掌形の屋根が接した所。作り合い。 2 赤身の刺身と白身の刺身とを、一皿に調和よく盛り合わせること。
つくりうた【作り歌/作り唄】
世の出来事などを題材とした俗謡。「その名さまざまの—に、遠国までも伝へける」〈浮・五人女・二〉
つくりえ【作り絵】
大和絵の技法の一。墨線で下描きし、その上から彩色を施し、最後に人物の顔貌や衣の輪郭などを墨線で精緻 (せいち) に描 (か) き起こすもの。平安時代の源氏物語絵巻が典型的な例。
つくりえだ【作り枝】
1 金銀などを草木の枝に似せて作ったもの。贈り物・献上物などをつけるのに用いた。「梅の—に雉 (きじ) を付けて奉るとて」〈伊勢・九八〉 2 手を加えていろいろの形に作った枝。「松の作り木、—」〈浄・傾城酒呑童子〉
つくりかえ【作り替え】
1 つくりかえること。また、そのもの。 2 中世、利息の制法を逃れるために、利息を元金に書き加え、改めて作った借用書。作替借書 (しゃくしょ) 。
つくりがお【作り顔】
とってつけたような不自然な顔つきをすること。また、その顔つき。
つくりかた【作り方】
1 つくる方法。こしらえかた。「菓子の—を教わる」 2 つくったようす。できばえ。できぐあい。「この服の—は粗雑だ」
つくりかわ【作り皮/革】
1 毛を取り去った獣皮。なめし革。〈和名抄〉 2 漢字の部首の革偏 (かわへん) の異称。また、「革」の字を「皮」と区別していう語。
つくりきょうげん【作り狂言】
1 能狂言などを新しく作ること。また、その作品。 2 作りごとの芝居。ふつう、歌舞伎狂言をいう。
つくりご【作り子】
中世、種子・肥料・農具などを地主から借り受けて耕作した小作農民。地主のためのさまざまな労役義務を負った。名子 (なご) 。