なんかいじしん【南海地震】
紀伊半島沖から四国沖にかけての地域を震源に発生する大地震。天武天皇13年(684)、正平16年(1361)、宝永4年(1707)、安政元年(1854)、昭和21年(1946)と、繰り返し発生している。特に昭和21年(1946)12月21日の地震(マグニチュード8.0)では、津波を伴い甚大な被害を及ぼした。死者1330人。家屋全壊1万1591戸。南海道地震。→三連動地震
なんかいでんきてつどう【南海電気鉄道】
大阪府と和歌山県に路線をもつ電鉄会社。また、その鉄道。難波・和歌山市間の南海本線、大阪の汐見橋と高野山の極楽橋間の高野線を中心として営業。明治18年(1885)開業。南海。
なんかいどう【南海道】
五畿七道の一。現在の近畿地方南部と四国の全域。紀伊・淡路・阿波・讃岐 (さぬき) ・伊予・土佐の6か国。また、この国々を結ぶ街道のこと。
なんかいどうじしん【南海道地震】
⇒南海地震
なんかいトラフ【南海トラフ】
駿河 (するが) トラフに続き、日本列島に沿って日向灘 (ひゅうがなだ) 沖まで延びる細長い凹地(トラフ)。水深4000〜4800メートル。フィリピン海プレートの沈み込み帯にあたる。西南日本海溝。南海舟状海盆。
なんかいしゅうじょうかいぼん【南海舟状海盆】
⇒南海トラフ
なんかいトラフきょだいじしん【南海トラフ巨大地震】
⇒南海トラフ地震
なんかいトラフじしん【南海トラフ地震】
日本の太平洋沖、南海トラフ沿いを震源とする三連動地震。東海地震・東南海地震・南海地震が慶長9年(1605)、宝永4年(1707)、安政元年(1854)に連動して発生したことが知られる。南海トラフ巨大地震。 [補説]平成25年(2013)に政府が発表した被害予測によると、マグニチュード9クラスの巨大地震が発生し、死者は沿岸部を中心に最大約32万人に上ると想定されている。
なんかいトラフじしんりんじじょうほう【南海トラフ地震臨時情報】
南海トラフ地震の想定震源域において、異常な現象が観測されたときや地震発生の可能性が相対的に高まっていると評価された場合などに、気象庁から発表される情報。臨時情報。 [補説]異常な現象と南海トラフ地震との関連性の調査の開始または継続を示す「調査中」、想定震源域内のプレート境界においてモーメントマグニチュード8.0以上の地震が発生したと評価した「巨大地震警戒」、監視領域内のプレート境界においてモーメントマグニチュード7.0以上8.0未満の地震が発生、または想定震源域内で通常と異なるスロースリップが発生した場合の「巨大地震注意」、調査によって巨大地震警戒および巨大地震注意のいずれにも当てはまらないと判断した「調査終了」の四つのキーワードを付記して発表される。