もじあわせ【文字合(わ)せ】
文字でする遊戯の一。漢字の偏・冠・旁 (つくり) をそれぞれ別の札に書いたものを、カルタのように合わせて取るもの。
もじえ【文字絵】
1 文字を使って書いた戯画。「へのへのもへじ」「ヘマムショ入道」の類。 2 武者や商人などの形を文字で書き、頭・足などを絵で書き添えたもの。 3 「葦手 (あしで) 1」に同じ。
もじきなか【文字寸半】
《「文字」は一文銭の表に書かれた字。「きなか」は一文銭の直径1寸の半分の意》少しばかりの金。また、わずかなもの。一文半銭。「人様の物—、盗もと思ふ気は出さぬわい」〈浄・伊賀越〉
もじぐさり【文字鎖】
1 和歌などの修辞法の一。句の終わりの文字を次の句の頭に置いて、鎖のように続けていくもの。仮名鎖。また、定められた語句を1音ずつ各句の頭において詠むもの。 2 女子の遊戯の一。一人が古歌を詠むと、次の者はその歌の末尾の音が最初にある別の古歌を詠み、これを順次続けていくもの。
もじげんご【文字言語】
文字で書かれた言語。書き言葉。
もじごえ【文字声】
漢字の音。字音。音。こえ。
もじコード【文字コード】
《character code》 1 符号化文字集合で規定される文字・記号に割り振られた、固有の符号。キャラクターコード。 2 文字符号化方式のこと。コンピューターで文字や記号を扱うために、それぞれの文字・記号をバイト列に変換する方式。日本語の利用環境においてはJISコード・シフトJIS・EUC、ユニコードではUTF-8・UTF-16・UTF-32などが用いられる。キャラクターコード。
もじことば【文字言葉/文字詞】
女房詞のうち、ある語の頭の一音ないし二音に「もじ」という語を付けたもの。「かもじ(=髪)」「そもじ(=そなた)」「はもじ(=はずかし)」「ゆもじ(=湯巻)」など。
もじしき【文字式】
1 文字を含んでいる式。例えば、a−2b, x2+3x+2の類。 2 コンピューターで、文字列の操作を行う式のこと。ある特定の文字を置換・削除・抽出する関数、またはその組み合わせで構成される。
もじしゅうしょく【文字修飾】
ワープロソフトなどで、文字の形や色を変えたり、下線・圏点などを付けたりすること。また、その機能。文字装飾。