やこううん【夜光雲】
高緯度地方で夏季の日没後または日の出前に、高度80〜85キロメートルの上空(中間圏上部境界付近)にまれに現れる、巻雲に似た形の銀色の雲。微小な氷晶からなる。極中間圏雲。NLC(noctilucent clouds)。PMC(polar mesospheric clouds)。
やこうがい【夜光貝】
リュウテンサザエ科の巻き貝。潮間帯下の岩礁にすみ、貝殻は球卵形で、殻径約20センチと大形。殻は厚く、表面は緑茶色、内面は真珠光沢が強い。奄美群島以南に産し、肉は食用、殻は貝細工や螺鈿 (らでん) の材料。もと、屋久島から献上されたことから「やくがい」とよばれた。
やこうせい【夜行性】
動物で、採食・生殖などの活動を主に夜間に行う性質。コウモリ・フクロウ・オオカミなどでみられる。⇔昼行性。
出典:青空文庫
・・・ましたが、滝田さんは夜行って玉版箋などに色々のものを書いて貰われ・・・ 芥川竜之介「夏目先生と滝田さん」
・・・「予備兵」となり、「夜行巡査」となる順序である。明治四十年五月 泉鏡花「おばけずきのいわれ少々と処女作」
・・・二十日の夜行軍、翌二十一日の朝、敵陣に近い或地点に達したのやけど・・・ 岩野泡鳴「戦話」