メキシコ、ユカタン半島にある巨大クレーター。白亜紀末の6550万年前に、直径10〜15キロメートルの小惑星が秒速20キロメートルで衝突した跡とされる。チクシュルーブクレーター。
[補説]衝突により
マグニチュード11
以上の大地震が起こり、高さ300メートルもの
津波が
周辺に押し寄せ、大気中に舞い上がった
大量の
硝酸塩や煤 (すす) が長期間にわたって太陽光を遮ったと考えられる。2010年、12か国の研究者からなる
国際チームにより、この天体衝突による
急激な環境変化が
恐竜絶滅の
原因となったと
結論づけられた。