みうらてつお【三浦哲郎】
[1931〜2010]小説家。青森の生まれ。自らの学生結婚を基にした「忍ぶ川」で芥川賞受賞。また「拳銃と十五の短篇」で野間文芸賞、「白夜を旅する人々」で大仏次郎賞など、多くの文学賞を受賞している。芸術院会員。他に「じねんじょ」「みのむし」「ユタとふしぎな仲間たち」など。
みうらばいえん【三浦梅園】
[1723〜1789]江戸中期の思想家。豊後 (ぶんご) の人。名は晋。天文・医学・哲学・歴史・宗教・政治・経済など多分野に通じ、独自の認識論と存在論によって宇宙・自然・人間を説明する条理の学を唱えた。著「玄語」「贅語 (ぜいご) 」「敢語」。
みうらはんとう【三浦半島】
神奈川県南東部の半島。東は東京湾、西は相模湾に面し、逗子市・葉山町・横須賀市・三浦市が占める。
みうらひろゆき【三浦周行】
[1871〜1931]歴史学者。島根の生まれ。東大史料編纂所編纂官、のち京大教授。政治史・社会史を実証的に研究。著「日本史の研究」「法制史の研究」。
みうらやすむら【三浦泰村】
[?〜1247]鎌倉中期の武将。義村の子。通称、駿河次郎。鎌倉幕府評定衆。執権北条時頼とその外祖父安達景盛と対立し、鎌倉の法華堂に立てこもって戦ったが敗死。→宝治合戦
みうらよしあき【三浦義明】
[1092〜1180]平安後期の武将。相模の人。三浦郡の豪族で、源頼朝の挙兵に呼応して子の義澄らを遣わしたが、自らは平氏側の畠山重忠らに攻められ、衣笠城で戦死。
みうらよしずみ【三浦義澄】
[1127〜1200]鎌倉初期の武将。義明の子。源頼朝の挙兵に参加し、壇ノ浦の戦いなど各地に転戦して鎌倉幕府の成立に尽力した。
みうらよしむら【三浦義村】
[?〜1239]鎌倉前期の武将。義澄の子。父とともに平氏追討に武功をあげ、鎌倉幕府内で重きをなした。和田義盛の挙兵、承久の乱には北条氏を助け、信任されて評定衆に選ばれた。
みうらおり【三浦折り】
《多く「ミウラ折り」と書く》宇宙工学者の三浦公亮 (こうりょう) が考案した平面の折りたたみ方。折り目は平行四辺形が連続した形になり、一方向に引くだけで開閉ができる。携帯用の地図や人工衛星の太陽電池パネルなどに利用される。商標名。
みうらだいこん【三浦大根】
ダイコンの一品種。長さは約50センチメートルで、中ぶくれ。煮くずれしにくい。神奈川県三浦半島中南部で産する。