きょうほうきん【享保金】
江戸幕府の鋳造した、正徳5年(1715)から通用の小判・一分判、享保10年(1725)から通用の大判の3種の金貨の総称。元禄・宝永年間に鋳造された悪貨による悪影響を是正するために改鋳されたもので、慶長金とほぼ同品位。
きょうほうぎん【享保銀】
江戸幕府の鋳造した、正徳5年(1715)から通用の丁銀・豆板銀の総称。
きょうほうのかいかく【享保の改革】
江戸幕府三大改革の一。8代将軍徳川吉宗が主導。綱紀の粛正、質素倹約の励行、目安箱の設置、公事方御定書 (くじかたおさだめがき) の制定、足し高の制、上米 (あげまい) の制、相対済 (あいたいすまし) 令、定免 (じょうめん) 制の採用、新田の開発、新作物栽培の奨励などの政策が実施された。