じんしゅがく【人種学】
人類学の一部門。人種の分類や起源・変化・体質などを研究する。
じんしゅかくりせいさく【人種隔離政策】
⇒アパルトヘイト
じんしゅさべつ【人種差別】
人種的偏見によって、ある人種を社会的に差別すること。
じんしゅさべつてっぱいじょうやく【人種差別撤廃条約】
《「あらゆる形態の人種差別の撤廃に関する国際条約」の通称》人種・皮膚の色・血統・民族・部族などの違いによる差別をなくすために、必要な政策・措置を遅滞なく行うことを義務付ける国際条約。1965年の第20回国連総会で採択され、1969年に発効。日本は1995年に批准。ICERD(International Convention on the Elimination of All Forms of Racial Discrimination)。→基本的人権
じんしゅさべつにはんたいするせかいかいぎ【人種差別に反対する世界会議】
⇒人種差別反対世界会議
じんしゅさべつはんたいせかいかいぎ【人種差別反対世界会議】
「人種主義、人種差別、外国人排斥及び関連する不寛容に反対する世界会議」の略称。人種差別撤廃条約の実効性を確保するために国連が主催する国際会議。人種差別に反対する世界会議。 [補説]2001年に南アフリカのダーバンで開催された同会議で、奴隷制や植民地主義を人道に対する罪と認識し、人種差別・外国人排斥の撲滅を中心に移民・先住民・宗教・貧困・人身取引など幅広い問題に言及した「ダーバン宣言および行動計画」を採択。その履行状況を確認する目的で2009年にスイスのジュネーブで開催された会議は、パレスチナ問題をめぐる中東諸国とEU諸国の認識の違いなどにより紛糾した。
じんしゅしゅぎ【人種主義】
人種間には本質的な優劣の差異があるとする見解に基づく態度や政策。19世紀末のヨーロッパで広まり、優秀民族支配論・有色民族劣等論などを生み出した。レイシズム。ラシスム。