しゅげんじゃ【修験者】
修験道の行者。多くは髪をそらず、半僧半俗の姿に兜巾 (ときん) をいただき、篠懸 (すずかけ) ・結い袈裟 (げさ) を掛け、笈 (おい) を負い、念珠や法螺 (ほら) を持ち、脛巾 (はばき) をつけ、錫杖 (しゃくじょう) や金剛杖を突いて山野を巡る。山伏。験者 (げんざ・げんじゃ) 。
しゅげんしゅう【修験宗】
「修験道」に同じ。
しゅげんどう【修験道】
日本古来の山岳信仰と、仏教の密教、道教などが結びついて平安末期に成立した宗教。役 (えん) の行者 (ぎょうじゃ) を初祖とする。霊験を得るための山中の修行と加持・祈祷 (きとう) ・呪術儀礼を主とする。室町期には、真言系の三宝院流(当山派)と天台系の聖護院流(本山派)の二派に分かれた。