出典:gooニュース
原始惑星系円盤の3次元磁場構造の見積もりに初めて成功
HD 142527の原始惑星系円盤の想像図と磁力線(青い線) これまでに確認されている多数の原始惑星系円盤のなかで、磁場の詳細構造
原始惑星系円盤の横顔に見えた惑星の種の空間分布
こうした観測において、私たちに対してほぼ真横を向いている「エッジオン」の原始惑星系円盤は、円盤の厚み方向や半径方向の大きさを測定するのに適している。おうし座の方向約450光年に位置する原始星「HH 30」円盤はそのようなエッジオン原始惑星系円盤のうちの一つで、円盤内のマイクロメートルサイズ以下の微粒子については可視光線と近赤外線の観測により空間分布が詳しく調べられてきた。
真横から見た原始惑星系円盤 ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が撮影
ウェッブ望遠鏡で観測した他の原始惑星系円盤では、数マイクロメートルサイズの塵粒子が沈澱している天体と沈澱していない天体が存在しており、なぜ天体ごとに異なるのかなどを探ることで、微惑星がいつ、どこで、どのように形成されたのかという問いへの解明が進むことが期待されるとしています。
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