・・・ わたしたちは、こういう全体の傾向を理解し、委員会の本質について、一層監視をおこたってはならない状態におかれているのである。 参議院の法務委員会と裁判所との間に、浦和充子の事件について、見解の相異があり、法務委員会の権限について論議・・・ 宮本百合子 「「委員会」のうつりかわり」
・・・要するに吉田首相とその乾分は世界のブルジョア政治家も裏面でしかあらわさないような男としての醜態を参議院で演出してもう民自党に投票してくれないでもいいんだということを天下に声明しました。 男が酒をのんで女にからむということは恐らく日本にだ・・・ 宮本百合子 「泉山問題について」
・・・は出版社の人々と著者の合作でつくられたものであったことも知られた。参議院の考査委員会は、永井隆氏を表彰しようという案を発表したが、六月十二日、七月三日の週刊朝日は、カソリック教徒であるこのひとの四つの著書が、それぞれにちがった筆者であるとい・・・ 宮本百合子 「ことの真実」
・・・ 四一、未亡人という殊さらのよび名でよばれることについての抗議は一般的であり同感いたします。参議院の会議では母子世帯という風によぶ案もあるそうですが。この手記を集めた本にはどういう題がふさわしいでしょうか。・・・ 宮本百合子 「「未亡人の手記」選後評」
・・・ 風俗小説の範囲で現実を見るだけでも、女の社会的な動きの一方には、婦人の参議院議員からはじまって少女歌劇の女優、婦人作家をふくむ女重役というものがあらわれているし、兜町・堂島に、女の相場がはやって来ています。その一方では、民主的な日本の・・・ 宮本百合子 「私の書きたい女性」
出典:青空文庫