世界各地のモンゴロイド系少数民族の血液試料から単離したヒトB細胞を研究用に形質転換したもの。園田・田島コレクションは、南米・カムチャツカ半島を中心に世界200か所以上で3500人以上の混血の進んでいない少数民族から採取された血液試料。園田俊郎鹿児島大学名誉教授と田島和雄愛知県がんセンター研究所長らが疫学的研究のため30年近い年月をかけて収集した。滅亡した民族の検体も含まれ、学術的に貴重な試料として注目されている。コレクションを管理する理化学研究所が、EBV感染により増殖能を獲得させたB細胞株(不死化B細胞株)を研究用に提供している。