富岳/富嶽(ふがく)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・『富嶽の詩神を懐ふ』という一篇なぞは、矢張り、『蓬莱曲』の後に書いたものだが、よく読んで見ると、作と作との相連絡している処が解るように思う。一体北村君の書いたものは、死ぬ三四年前あたりから、急に光って来たような処があって、一呼吸にああいう処・・・
島崎藤村
「北村透谷の短き一生」
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・・・たとえば富岳三十六景の三島を見ても、なぜ富士の輪郭があのように鋸歯状になっていなければならないかは、これに並行した木の枝や雲の頭や崖を見れば合点される。そこにはやはり大きな基調の統一がある。 しかしなめらかな毛髪や顔や肉体の輪郭を基調と・・・
寺田寅彦
「浮世絵の曲線」
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