にったじろう【新田次郎】
[1912〜1980]小説家。長野の生まれ。本名、藤原寛人 (ひろと) 。気象台勤務の経験を生かした山岳小説で人気を集め、昭和を代表する作家となる。また歴史小説の大作でも知られる。「強力伝 (ごうりきでん) 」で直木賞受賞。他に「孤高の人」「八甲田山死の彷徨」「武田信玄」など。映像化された作品も多い。
にったよしあき【新田義顕】
[?〜1337]鎌倉末期・南北朝時代の武将。義貞の長男。建武政権崩壊後、義貞と越前金崎 (かねがさき) 城を守ったが、足利方に攻められて落城、尊良 (たかなが) 親王とともに自害した。
にったよしおき【新田義興】
[1331〜1358]南北朝時代の武将。義貞の二男。関東でしばしば北朝方と戦ったが、足利尊氏 (あしかがたかうじ) らに敗れて越後に逃れた。のち、足利方の策により、武蔵国多摩川の矢口の渡で謀殺された。
にったよしさだ【新田義貞】
[1301〜1338]鎌倉末期・南北朝時代の武将。上野の人。元弘3=正慶2年(1333)鎌倉幕府を滅ぼし、建武政権から重用されたが、のち、足利尊氏と対立。兵庫で楠木正成 (くすのきまさしげ) とともに九州から東上する尊氏と戦ったが敗れ、恒良・尊良両親王を奉じて越前金崎 (かねがさき) 城によったが落城。のち、藤島で戦死。