すぎうらしげたけ【杉浦重剛】
[1855〜1924]教育家。近江 (おうみ) の生まれ。名は「じゅうごう」とも。雑誌「日本人」、新聞「日本」の創刊に尽力。欧化主議に反対して日本主義を主張した。日本中学校校長・東宮御学問所御用掛を歴任。著「倫理御進講草案」など。
すぎうらしげる【杉浦茂】
[1908〜2000]漫画家。東京の生まれ。洋画家として帝展に入選後、田河水泡 (すいほう) の弟子となり、少年向けの時代もの・冒険漫画で人気を得る。独特の世界観をもつギャグ作品は、時代を先取りしていた点で多くの文化人にも影響を与えた。代表作は「猿飛佐助」「少年児雷也 (じらいや) 」「少年西遊記」など。
すぎうらじょうい【杉浦乗意】
[1701〜1761]江戸中期の装剣金工家。信濃の人。通称、仙右衛門。江戸に出て奈良派の門に入る。肉合 (ししあ) い彫りを創始し、主に小柄 (こづか) を制作した。奈良三作の一人。
すぎうらただし【杉浦忠】
[1935〜2001]プロ野球選手・監督。愛知の生まれ。立教大でノーヒット・ノーランを記録するなど投手として活躍。昭和33年(1958)南海(福岡ソフトバンクの前身)に入団。翌年38勝をあげてリーグ優勝に貢献し、日本シリーズでは4連投して4連勝、日本一となった。引退後は同球団の監督を務めた。
すぎうらひすい【杉浦非水】
[1876〜1965]日本画家・デザイナー。愛媛の生まれ。本名、朝武 (つとむ) 。東京美術学校卒。多摩帝国美術学校校長。創作図案研究団体、七人社を結成、百貨店のポスターを作製するなど商業美術の振興に尽くした。芸術院恩賜賞受賞。
すぎうらみんぺい【杉浦明平】
[1913〜2001]小説家・評論家。愛知の生まれ。東京帝大卒業後、ルネサンス文学研究に没頭。戦後は郷里の愛知県渥美 (あつみ) 町に住み、地方色豊かな文学活動を展開。「小説渡辺崋山」で毎日出版文化賞。他に「ノリソダ騒動記」「哄笑の思想」「戦国乱世の文学」「維新前夜の文学」など。
すぎうらゆきお【杉浦幸雄】
[1911〜2004]漫画家。東京の生まれ。岡本一平に学んだのち、漫画家としての活動を開始。大人向けのナンセンスな風俗漫画でブームを巻き起こす。代表作「銃後のハナ子さん」「アトミックのおぼん」「軽風流白書」など。