かいほうじゃくちゅう【海北若冲】
[1675〜1752]江戸中期の国学者。大坂の人。名は千之。契沖の高弟で、師の学問を継承した。著「和訓類林」など。
かいほうは【海北派】
海北友松を始祖とする日本画の一流派。安土桃山時代から幕末まで続いた。
かいほうゆうしょう【海北友松】
[1533〜1615]安土桃山時代の画家。海北派の祖。近江 (おうみ) の人。初め狩野派を学び、梁楷 (りょうかい) などの宋元水墨画風に傾倒し、独自の気迫と情感に富む画風を完成させた。作品に建仁 (けんにん) 寺本坊方丈の「山水図」など。
かいほうゆうしょうふさいぞう【海北友松夫妻像】
江戸時代初期の画家海北友雪の筆、その次男である海北友竹の賛による絵。紙本著色。自身の絵を眺める海北派の祖海北友松と、その妻の姿が描かれている。国指定重要文化財。