出典:gooニュース
「玉音放送なし」「新たなスタート・日本国憲法公布」──『虎に翼』は「戦争」をどう描いたのか、制作統括が振りかえる
また、朝ドラの終戦でたびたび目にする玉音放送のシーンが、本作にはなかった。このねらいについて尾崎さんは、「この物語を検討するなかで、寅子にとって重要なのはやはり日本国憲法公布を目の当たりにするところだと考えていたので、終戦日の風景として描かれることの多い玉音放送はなくてもよいのではないか、ということになりました。
出産場面や玉音放送を描かなかった理由、憲法のシーンに込められたもの
尾崎:いろいろあると思いますが、玉音放送のシーンがないことにはリアクションがあるのではないかなと思います。戦争をまたぐことが多い作品ではよく玉音放送が登場しますが、寅子にとって重要なところは、第1回の冒頭にも描かれた憲法のシーンではないかと。
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