目霧る
目がかすむ。目がくもる。「おぼし出づるに目も霧りていみじ」〈源・夕霧〉
目眩る
1 目まいがする。目がくらむ。「見るに、—・るる心ぞする」〈かげろふ・上〉 2 分別に迷う。「欲に—・れ、訴人せしを」〈浄・烏帽子折〉
目で見て口で言え
自分の目で見てから口に出せ、あるいは非難せよ、という戒め。
目で物を言う
目つきや目くばせで気持ちを伝える。
目留む
「目を留 (と) める」に同じ。「母屋の中柱にそばめる人や、わが心かくるとまづ—・め給へば」〈源・空蝉〉
目と鼻の間
⇒目と鼻の先
目と鼻の先
目と鼻との間のように距離が非常に近いこと。目と鼻の間 (あいだ) 。「ここから駅は—だ」
目に遭う
直接に経験する。体験する。多く、好ましくないことにいう。目を見る。「つらい—・う」「今度ばかりはひどい—・ったよ」
目に余る
1 程度がひどくて黙って見ていられないほどである。「彼らの言動は—・る」 2 数が多くて一目で見渡せないほどである。「—・る大群」
目に一丁字なし
一つの字をも知らない。無学である。